千葉ロッテマリーンズ 日本一！

【日本シリーズ第７戦】
千葉ロッテ　８－７　中日


第６戦での延長１５回引き分けを受けての日本シリーズ第７戦。

またまた激闘になりました。

延長１２回の”痺れるような”攻防の末、
栄冠を勝ち取ったのは千葉ロッテマリーンズ。
素晴らしい【日本一】でしたね。

それにしても、
シーズン後半からCS、そして日本シリーズにかけて、
ロッテのビジター用黒のユニフォームは、
【三国一の強さ】を誇る鎧となりました。

強かったなあ。

前回の日本一のときも感じましたが、
チームが突っ走っているときの【黒】のユニフォームは、
本当に強そうに見えますね。


さて、
千葉ロッテマリーンズです。

もうひとつも負けられない・・・・
というシーズン最後の３連戦に３連勝して”前年日本一”の日本ハムを葬り、
CS第１ステージでは、西武に対して”後半のまくり”で２連勝。
CS第２ステージは、SBを１勝３敗から”力で”ひっくり返しました。

そして日本シリーズ。
”選手の成長”がキーワードでした。

西岡、井口、今江、サブロー、里崎・・・・
投手陣では成瀬、渡辺・・・・・

主力の活躍は見事でしたが、
それ以上に若手選手の成長力が見事でした。

育成枠から這い上がった岡田は、
パ・リーグを見続けているワタシでさえ『よく知らん選手』。
そんな彼が第１戦の大松の負傷を受け、
レギュラーとして活躍した上決勝タイムリーを放ちました。

２番を張り続けた清田。
この選手も、シーズン中の西武との対戦では正直『安パイ』と思っていた選手でした。
いまや『安パイ』どころか『恐怖の主力』ですね。

CS第１ステージ初戦で、
８回の大事なところで出てきて四球を連発した上２本のタイムリーを浴び４失点した内投手。
見事なまでに再生（成長）し、
１５０キロの球を連発して中日打線を寄せ付けませんでした。

この３人に代表される成長力。
これがロッテ躍進のキーワードだったと思います。

西村監督が、
うまく選手を乗せて、力を発揮させました。
岡田も内も、
CSからの短期決戦の間で、
手痛いミスをした選手。

その選手を何事もなかったように翌日からも起用し続けた采配、
見事だったと思います。
選手の力を完全に掌握しているからこそ出来る技でしょう。


去年の今頃を振り返ってみると、
ロッテはバレンタインの退任に端を発し、
西岡に対する一部ファンからの『あってはならないような』攻撃など、
ゴタゴタに揺れ続けました。

しかし、
西村監督がうまくその悪い波を乗り越えて、
チームを乗せていきました。

決して戦力的に他を圧倒するチームではありませんが、
ロッテに全員一丸となって傘にかかる迫力は、
他のチームには備わっていないものでした。

センターへ、センターへとはじき返されるタイムリー。
震えが繰るほどの迫力でしたね。
ホームランを連発するよりも、
相手にはよっぽど『効きます』ね。

シーズン第３位からの優勝ということですが、
間違いなく今シーズン一番光っていたチームでした。
堂々の優勝だったと思います。

おめでとう！

千葉ロッテマリーンズ！

勝利の美酒に酔いしれてください。


またまたパ・リーグの代表が栄冠を手にしてくれて、
『パ・リーグ党』のワタシは、
溜飲を下げています。（もとい、竜飲かな・・・・）