甲子園は第5日。
第3試合からは2回戦に突入しました。
この日のハイライトはなんと言っても第二試合。
力を持っていると評判の2チーム、
北海と明豊が激突しました。
ともに強打プラス好投手と、
チームカラーはよく似ていて、
初回からワクワクする戦いとなりました。
中盤までは互角の3-3。
しかしそこから試合は激しく動きました。
7回表に明豊打線が爆発。
連続タイムリーなどで4点を奪い、
試合を決めたかに思いました。
しかしその裏、
北海はこの試合初打席の小保内がレフトに弾丸ライナーの2ランを叩き込んであっという間に2点差。
試合の流れを引き戻したこの一打、
北海にとっては本当に大きかったですね。
そして9回裏。
2点差ながら既に2死。
そしてランナーはなし。
さすがに球場の雰囲気も「ここまでか」という感じでしたが、
ここで諦めないのが今年の北海。
四球から始まり、
2番がうまく拾って繋ぎ、
3番がライトにタイムリー。
ここでもう明豊は投手が普通の状態ではなくなり、
甲子園の魔物がまたまたむっくりと顔を出してきました。
そして・・・
4番に死球、
5番に四球で同点。
ついに北海は試合を振り出しに戻しました。
やっぱり甲子園は、
最後に試合を締めるのが本当に難しい場所だと、
改めて認識させられました。
あの大声援、
そして体感40度以上のものすごい暑さ。
こりゃあもう、
尋常ではいられません。
甲子園常連の明豊のピッチャーも、
完全に飲まれてしまいました。
そしてタイブレークの延長10回。
表の攻撃で明豊は1点を奪取。
しかし怯まない北海は、
無死1.2塁からバントを失敗しましたが、
そこからまた反発力を見せ、
小保内がライトへタイムリーで同点。
そして最後大石がレフトに叩き、
サヨナラで試合を決めました。
見事な試合っぷりでした。
今年の北海は「力がある」と期待も大きいチームでしたが、
粘り、反発力もあって、
非常に期待の持てるチームですね。
敗れた明豊もいいチームでした。
力を持ったチーム同士の、
10イニングにわたる至高のベースボールでした。
痺れっぱなしの2時間46分でした。
ああ、
それにしても今年の甲子園、
なんといい試合が多いことか。
全くもって、
他のことは何も手につかない毎日です。