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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2024 出雲の神のお出ましだ!大社の快進撃、止まらず!

2024年08月18日 | 高校野球

いやぁ、

本当に、
こんな試合あるんだ!
 
そんな感想の第四試合でしたね。
 
抑えて泣いた馬庭がサヨナラヒット!
こんなシナリオ、
出雲の神様も考えつかないでしょ!
 
延長11回タイブレークでの決着は、
今更ながら、
様々なことがありすぎて、
まだ思い出すだに痺れてきますね。
 
試合は早実が同点に追いついた6回から、
急に劇的になってきました。
 
それまでも大社・馬庭、早実・中村の力のこもった投げ合いに魅了されていましたが、
そこからはすごかった。
 
6回の早実。
満塁のチャンスから放たれた打球は一二塁間に。
「抜けた!」
と誰もが思った当たりを、
大社のセカンドが横っ飛びで好捕。
同点にはされましたが、
逆転のピンチを救うビッグプレーでした。
 
しかし次の7回。
 
早実先頭打者が放ったセンター前ヒットを、
大社のセンターがまさかの後逸。
バッターがそのまま長躯ホームインして、
早実が後半に貴重な勝ち越し点を奪いました。
 
うなだれるセンター。
しかし大社ナインの目は、
まだまだ誰も諦めることを知らない、
ギラギラした目でした。
 
そして反撃。
1点ビハインドの9回裏。
 
今度は球場の異様な雰囲気に押され、
早実ナインが尋常ではいられなくなります。
 
まずはセカンドがイージーゴロをエラーで無死二塁。
さらにバントをキャッチャーがややお見合いをしてオールセーフの1.3塁。
 
ここで大社がスクイズを敢行!
同点に追いつき、
さらにファーストもセーフになり1.2塁。
 
立て続けに早実のミスが重なり大社が一気にサヨナラのチャンス!
 
ここで大社がバント成功で一死2.3塁とチャンスを広げると、ここで早実が驚きの守備シフト。
 
レフトをサード前に配置する大胆シフトで、
スクイズを警戒します。
 
球場は大盛り上がり!
 
ここで大社は強硬策。
しかし打球はその“レフト“前に飛び、
それをレフトが捕ってファーストへ。
 
その間にサードランナーがホームに突入!
間一髪のタイミングでしたが、
球審の右腕が高々と上がり、
大社はサヨナラならず。
 
試合は延長タイブレークに持ち込まれました。
 
このタイブレーク。
 
まずは早実の攻撃。
早実はここで、
送りバントを試みるも、
立て続けに2人が失敗。
 
というより、
大社のバントシフトが見事。
早実は得点を奪えません。
 
その裏の大社。
 
無死1.2塁から送りバントを敢行も、
このバンドも失敗。
結局この回は両チームともにバンドが決まらず無得点、
試合は11回にもつれ込みました。
 
早実は当たっている3番から、
さらに前の回に立て続けにバントを失敗したこともあって強硬策。
 
しかしこれも失敗。
打球はサード正面に飛んで、
最悪のダブルプレー。
 
早実はタイブレークで2イニング連続で、
得点を奪えません。
 
そしてここで、
甲子園の神様が、
出雲から来たチームに微笑みかけました。
 
無死1.2塁から始まった攻撃。
送りバントを選択した大社は、
なんとこの送りバントが三塁線のラインスレスレに転がる絶妙なバントに。
 
早実のサードは、
一瞬捕るか見送るか迷いが生じ、
一塁もセーフに。
 
ここでまた出た早実の痛すぎるミス。
 
そして無死満塁で、
迎えるはマウンドをひとりで守り続けてきた「大社の守護神」エースの馬庭。
 
神様って、
本当に粋なことをやります。
 
 
そして。。。
 
 
馬庭の放った打球は、
ピッチャーの足元を抜け、
正真正銘のサヨナラ勝ち!!
 
大社に甲子園の神は、
微笑みました。
 
それにしてもすごい、
すごすぎる試合でしたね。
 
この日は第一試合から第三試合まで、
接戦がありませんでしたので、
甲子園の神様はこの日最後の試合に、
野球の劇的な場面を全て凝縮した試合を用意してくれていました。
 
勝った大社も、
敗れた早実も、
あとで振り返ってみると、
「オレたちはなんてすごい試合をやったんだろう!」
と末代まで振り返ることができるほどの、
ものすごい戦いでした。
 
そしてその舞台装置として、
両校のぎっしりとアルプスの上まで詰まった大応援団の大声援がありました。
 
やっぱり、
甲子園の試合はサイコーですね。
 
堪能
 
なんて言葉じゃ表せないほどの、
密度の濃い2時間40分でした。
 
ワタシにとっては、
地元の早実と、
この大会ですっかり大ファンになってしまった大社との対決。
 
ホント、
楽しかったー。
 
ありがとう
両チームの選手たち!
 
ワタシ、
決してこの試合、
忘れません。
 

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2 コメント

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何という試合か!! (hanahana)
2024-08-18 21:58:19
いや~すごい試合を見てしまった。

ホント6回に早実が追い付いてから一気に雰囲気が変わりましたね。

9回の攻防は何もかもが驚きの連続でした。
セカンドの悪送球、からのカバーに入ったキャッチャーも後逸でランナーは二塁まで進みましたが、
その後はまめちち様が時系列で記されているとおり、すべてのプレーが驚いてばかりでした。

流れは完全に大社に来ていました。
あとはどういう形でサヨナラになるんだろうと見ていましたもん。

しかーし!早実も思い切った策にでました。
絶対敬遠で満塁策だろうなと思っていましたが、なんとなんとレフトがピッチャーとサードの間?
君はたしかレフトだよね??

絶対にスクイズをさせないという思いからあのシフらしいですが、相当覚悟がいりますよね。
まあ、外野が2人に減ったとしても、外野に打球が飛んだ時点でサヨナラになる確率が高いわけで、
だったら内野を増やしたれって事なんでしょうが。

またその選手のところにボールが行くという・・・。

この時ワタクシ、松山商VS熊本工の奇跡のバックホームを思い出しました。
あの時も直前にライトの選手を交代しているんですよね。
早実は敗れはしましたが、匹敵するぐらい後世に語り継がれるシーンではないでしょうか。
この時、買い物に出かけていまして、車から降りられなくなっってしまいましたが、
松商VS熊工の時も、車で外回りの仕事をしていまして、ラジオに夢中になり仕事にならなかったことがあり
それをも思い出していました。(笑)


まあしかし9回をあのような形で凌いだので早実に一気に流れが傾いた・・・ように思えましたが、
延長タイブレークになってからも、まさに死闘。
手に汗握る攻防でしたねえ。
もうハラハラドキドキの連続でほんと名勝負でした!


ゲームセット後の整列からお互いを讃えあい、大社高校の校歌のシーンで涙が出てきました。
この感情は、高校生だからこその感動だと思うんですよね。
サヨナラの瞬間、馬庭君の感極まった表情とか、センターの藤原君が泣いているシーンなんか感動です。
(藤原君は打った馬庭君に真っ先に一塁付近まで駆け寄って抱き着いています。)


やっぱり高校野球最高っす!!



PS
両校の応援、凄かったですねー!
とくに早実。
いいですねえコンバットマーチ。
いつか慶応との対戦を甲子園で見てみたいものです。
そんときは絶対見に行きますね。仕事休んででも(笑)

あとついでに明徳。
悔しい・・・
7回がすべてでしたね。

不振の4番に代打でバント失敗。
その後の連続ファインプレー等、運もなかったなあ・・・。

バッテリーがそのまま残るので来年に期待です。
返信する
Unknown (まめちち)
2024-08-19 06:56:59
hanahana様、コメントありがとうございます。
hanahanaさん、本当にすごい試合でした。

これまでもいろいろと延長の試合は見てきましたが、
この試合はホント心に残ります。
両チーム、決してものすごいチームではありませんが、
なんというか琴線に触れるチームでした。

大社は藤原クンの痛恨のトンネルから、
かえってチームがまさにひとつにまとまった感じでしたね。
というか、
チームだけじゃないな、スタンドとの一体感がすごかったです。

早実もホント応援含め素晴らしかったんですが、
さすがにこの日は押されていましたね。

早実は西東京のチームなんで、
いつも見ているんですが、
いつもは応援で相手校を圧倒するチームです。

特に夏の大会、
さらに言えば準決勝くらいまで勝ち上がると、
この日のようなたくさんのOBが駆けつけ、
学生と一体になる「ザ・六大学応援」で、
相手に圧をかけまくっていきます。

あの日大三高の小倉また監督をして、
「あの紺碧の空、ホント嫌なんだよね」
と言わしめる応援です。

そんな早実がフルに応援モードになっている試合で、
あれだけ押されているの初めて見ました。

大社のアルプスの生徒たちの大声援、
これが大社のナインに勇気を与えたのは間違いないですね。

それにしても・・・
本当に長く心に残るいい試合でした。

これぞ高校野球!

やっぱりやめられません。
返信する

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