ATPツアーファイナル 錦織の『黄金の1年』が終了！ 次は世界の頂へ！

≪ATPツアーファイナル≫

【準決勝】

錦織圭　●　１（１－６，６－３，０－６）２　〇　N.ジョコビッチ


ATPツアーファイナル準決勝。

テニスファンばかりでなく、
日本中がかたずをのんで見守ったこの試合。
急遽地上波などでも中継が行われ、
『錦織人気』を物語る土曜深夜となりました。

試合は実にテニスらしい試合。
やはり流れを掴み取った方がセットを押し切るというテニスの常道たる試合の中で、
世界トップのジョコビッチの『勝ちきるテニス』が炸裂しました。

ファイナルセットの第1ゲーム、
ダブルブレークポイントを迎えた中で、
ここを取りきれなかったのが錦織は痛かった。
逆に言えば、
ここを取らせないのがジョコビッチの『世界1位たるゆえん』だったのでしょうね。

惜しい試合でした。

2ブレークを食らって0-4になったところで試合は決まってしまいました。

残念なことに違いはありませんが、
それでも本当に錦織はよくやったと思います。

世界のトップへの足掛かりを作った1年を、
来年への期待を乗せたまま終えてくれました。

思えば昨年の今頃は、
誰もが錦織がこの試合に出て世界の4強にコマを進めていくなんて、
思ってもいなかったでしょう。

『錦織圭』という名前は知っていても、
『錦織圭のテニス』を見た事のある人は、
多くはなかったのではないですかね。

しかし1年後の今。
テニスファンのみならず多くの人が、
『錦織圭のテニス』
を一度は目にしたことがあり、
中には『錦織圭のテニスを語る』人も増えてきたのではないかと思っています。

長嶋さんではないですが、
錦織圭選手こそ、
日本人の『テニスの伝道師』たりえる1年だったと思いますね。

多くを語らずとも、
プレーそのものでテニスの魅力を十分に伝えてくれたスーパースター。
素晴らしい1年に、乾杯です！


さあ、
来年はついに、
錦織圭の旅路も『トップを狙う1年』に昇華されてきました。

昨日のジョコビッチとの試合っぷり、
特に超絶のラリー戦を見ていると、
今すぐにでも4強、
いや3強に食い込めるのではないかと、
ワタシの妄想もどんどん膨らんできてしまっています。

何しろ、凄い、楽しい、気持ちいい。

錦織選手のテニス、
そこにはテニスの魅力が満載です。

来年もケガ、故障にだけは気を付けて、
ツアーの試合で私達を楽しませてください。

それにしても・・・・・

凄いなあ、キミって男は！