そりゃ、
いくらなんでも遅すぎるだろ・・・・・!
という罵声が聞こえてきそうなんですが、
巨人の優勝について書きます。
その瞬間、
見てもいたし、
感激もしました。
しかし、
ちょっと時間がなかったので、
このことについて触れることができませんでした。
もう優勝から3日も経っているのかあ・・・・・
と思いつつ、
書くことにしましょう。
原監督の、
涙のインタビュー。
今年は尊敬する父であり師である原貢氏を亡くし、
気持ちを奮い立たせての采配だったと思います。
しかしチーム状態は最悪に近く、
セ6球団でチーム打率は最低を記録するほどでした。
あまり毎試合巨人の試合をウォッチしていたわけではないので何とも言えないところもあるのですが、
とにかくあれだけの選手が揃っていながら、
貧打に泣いた苦しいシーズンだったということだけは、
傍から見ていても分かりました。
阿部、村田という中軸の不振が長引いて、
しかも戦線離脱者も多数。
年間通しては、
やはり坂本ぐらいしか頼りにならなかったのでしょう。
しかしそこかしこで、
『期間限定』の選手が実力を発揮し、
チームを支えてくれたと思います。
ゴメス、アンダーソンの前半戦での活躍に、
中盤では亀井、高橋、
そして大事な勝負どころの9月には長野がスパークしました。
移籍1年目で苦しんだ片岡、井端なども、
ここという時にはチームの力になりました。
そして橋本や太田などのブレークも、
いいところでチームを支える原動力になりましたね。
とにかく、
これでもかと押し寄せる危機を、
なんとか分厚い選手層で支え切ったという戦いぶりでした。
他の球団では決して真似することのできない、
『さすが巨人』
というところを見せつけましたね。
投手陣は、
救援陣の崩壊やエース内海の負傷、
沢村の長期離脱や、
夏場のまさかの菅野の離脱などもありましたが、
おおむねチームの核となり、
不調の打撃陣を支えました。
今年の巨人は、
支え合いの中で勝ちを拾っていくという、
まさに『全員野球』の勝利だった気がします。
MVPは誰かと問われてもすぐに名前が上がらないようなシーズンでしたが、
それこそがチームの総合力が高いということの証左。
好調にチームを牽引する選手がいた昨年までの優勝よりも、
今年の優勝の方に『巨人の底力』を見た気がしました。
あとは、
CSでこけないこと。
せっかくの優勝が、
CSで敗れてしまうと『全くなかったものになってしまう』ような制度ですから、
心して臨んでもらいたいと思います。
今のところ、
日本シリーズで対戦する相手は、
SBにしてもオリックスにしても、
どん底の苦しみを味わっているところです。
しかし、
だからこそそれを抜け出た時には、
怖い怖い相手となることでしょう。
しかし、
巨人の本領を発揮するのはこれから。
さて、
『歓喜の日本一』
となるのでしょうか。
当然、
ファンは『日本一』になって初めて優勝だと思っていると思います。
この【高いハードル】を超えてこそ、
『巨人が巨人たる』ところです。
優勝に浮かれることなく、
真の王者への道を突き進んでもらいたいと思っています。