≪ラグビーワールドカップ2015≫
【予選リーグ】
◇B組第2戦
日本代表 ● 10(7-12 3-33)45 〇 スコットランド代表
エディー・ジャパン 疲労抜けず。 ミスでスコットランドに完敗!
エディー・ジャパンの第2戦は、
厳しい戦いになってしまいました。
初戦の南アフリカ戦で、
『世紀の大番狂わせ』を演じたエディー・ジャパン。
この日も自信満々に試合に臨み、
前半から敵陣に何度も攻め込んで見せ場を作り続けました。
このテンポ、リズムは第1戦と同様。
『これはまた、いい試合になるな』
と思っていましたが、
第1戦とは大きく違ったところ、
それは『イージーミス』でした。
第1戦では、
攻めにおいても守りにおいても、
ほとんどこれといったミスをしなかった日本代表。
あれだけのハードワークをこなしながら、
しっかりとしたハンドリングができるあたりに、
フィジカルの強化と技術力を高めた成果が出ているなあ・・・・・・
という感じでしたが、
この日は第1戦とは『何かが違う』という感じでした。
前半のチャンスでは、
ハンドリングエラーや判断のミスから、
結局1トライしか奪えず、
相手にはPGをしっかりと4本決められて7-12と5点のビハインドで折り返しました。
後半も開始早々から日本は攻勢に出ますが、
いずれも痛いところでミスや反則を犯し、
結局トライには至らずじまい。
追い上げを期した五郎丸のPGも外れ、
なんとなくモヤモヤした部分を抱えながら、
ビハインドを詰められないまま後半10分が過ぎていきました。
その間、
攻守のかなめであるマフィの退場というアクシデントもあり、
徐々に羽根をもがれていった日本代表。
そして後半の半ばを過ぎたあたりからは、
『中3日』で激戦を戦う日本と、このゲームが初戦でフレッシュなスコットランドのコンディションも差が如実に表れ、
ディフェンスが崩されたところを次々にトライを重ねられる・・・・・という、
『考えたくないシナリオ』
の方に試合の針は大きく動いてしまいました。
やはり日本代表。
中3日での激闘は、
どうしようもなく厳しいものだったと感じています。
スコットランドに対して、
『前半を耐え抜けば、後半はフィジカルに勝る日本ペースになるはず』
とデータからの分析を何度も紹介していましたが、
それはやはり、お互いが同等のコンディションだった時のこと。
やはり体力的にややハンディを背負っての戦いとなると、
日本の良さも出ませんし、
なかなか厳しい戦いになってしまいます。
しなしながら、
下を向く必要なんて、
全くありません。
この日の試合も、
『ラグビーの質』では明らかに日本が上回っていたように感じました。
結果は残念でしたが、
第3戦、第4戦に向けて、
気持ちを高揚させていく材料は、
いくらでもあります。
まだまだ、
日本代表は世界を驚かせてくれますよ。
期待しています。
しかし日本全体、
特にマスコミのこの1週間の『必殺!掌返しの術』には、
参ったというか、
ニヤニヤしながら眺めていました。
『全く日本のマスコミってやつは~~』
と言ってみたものの、
顔はニヤニヤが止められませんでした。
さあ、果たして、
【束の間の大ブーム】は、
この苦い敗戦を受けても、
継続してくれるのでしょうか?
『五郎丸の名字のルーツ?』
知るか、そんなもん!
もっとラグビーの面白さみたいなものにスポット当ててくれよ、頼むから。
とグチを言いながらも、
ラグビーの話題をふつうのニュースやワイドショーで見られることに、
幸せを感じています。
さあ、
第3戦は10月3日のサモア戦。
中9日という日程は、
今度は日本にアドバンテージをもたらしてくれることでしょう。
相手のサモアは、
中6日ですからね。
最終戦のアメリカ戦でも、
こちらは中7日に対して、
相手は中3日という日程のアドバンテージがあります。
ということは、
厳しい相手と厳しい日程で戦うという第1・2戦を終えて、
まだまだ8強進出のチャンスがあるということは、
日本にとっては『これ以上ないシナリオ』のはず。
これからまだまだ、
日本中を沸かせてくれまっせ、我らがエディー・ジャパン。