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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第96回全国高校野球地方大会  史上最大の逆転

2014年07月28日 | 高校野球

≪第96回全国高校野球石川県大会≫
【決勝】


小松大谷 150 110 000   - 8
星 稜   000 000 009× - 9



高校野球石川県大会決勝。

まさか、まさかのありえないことが起こりました。

名門の星稜が、
なんと9回に8点差を大逆転して、
9-8のサヨナラ勝ち。

2年連続の甲子園を、
その手でつかみ取りました。


それにしても・・・・・。

こんなことがあるんですね。

野球の恐ろしさ、
試合の流れというものの恐ろしさを、
これほどあらわしたゲームもありません。

まさに『事実は小説より奇なり』。
こんな試合を小説で書いたら、
あまりに”非現実的”で、
誰にも見向きもされないことでしょう。


8回まで2安打無失点に抑えられていた星稜の抑えに抑えていたパワー、
この最終回に火の玉となって燃え上がり、
小松大谷に向かっていき、
そして焼き尽くしてしまったという感じです。

この回の攻撃、
小松大谷にとっては悔やみきれない四死球、振り逃げ、ゲッツー崩れなどがありましたが、
それもこれも、
すべては『大きな波』に飲み込まれたものでしかありません。
責められることはありません。

それよりも星稜の各打者の気迫。
これがバットに乗り移って、
打球が次々に野手の間を、頭上を抜けていきました。

近年まれに見る・・・・・・
ではなく、
『誰も見た事のない』
大逆転劇と言ってもいいでしょう。


なにしろ、
準決勝までであったなら、
7回でコールド決着の試合です。

『決勝であったればこそ』
の大逆転劇でした。


そういえば星稜高校。

サッカー部は今年の高校サッカー選手権決勝で、
富山第一に『史上まれに見る大逆転劇』
で敗れ去ってしまいました。

それを見てスタンドで悔し涙にくれた星稜生の皆さんが、
今度はまさか、まさかの歓喜の涙にくれたことでしょう。

高校生の底知れぬパワーに、
ただただ感嘆するほかはない、
昨日の石川県大会決勝戦でした。

この勢いを持って、
まさに最高のムードで甲子園に乗り込める星稜。

【名門復活】の出場を果たした昨年は初戦で敗れ去りましたが、
今年は何かをやってくれるかもしれませんよ。

小松大谷の皆さんには、
本当につらい敗戦になってしまいました。

最終回は途中から、
何が起こっているのかわからなかったことでしょう。

サヨナラのヒットがレフトの頭上を越えて行った後も、
整列しながら泣きじゃくる選手より、
茫然とした選手たちの顔が多く、
印象に残りました。

この悔しさ、
じわじわと現実となってのしかかってくるでしょうが、
先輩たちの悔しさを見た下級生が、
今度はそのリベンジを果たしに甲子園に出場してくれること、
願ってやみません。

昨日は各地で決勝戦が花盛り。

全国屈指の大激戦となった群馬では、
”機動破壊”の健大高崎が、
昨年全国制覇の前橋育英を破った勢いそのままに、
決勝ではノーヒットノーラン(3投手継投)を達成して優勝。

楽しみなチームが登場してくれました。

各地の激戦はまた別の記事にて。

いや~~~

”筋書きのないドラマ”とはよく言ったもんだ。

ルーズベルトゲーム(8-7)を超える9-8での決着。
しびれる今年の地方予選一番のハイライトでした。


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