≪第96回全国高校野球石川県大会≫
【決勝】
小松大谷 150 110 000 - 8
星 稜 000 000 009× - 9
高校野球石川県大会決勝。
まさか、まさかのありえないことが起こりました。
名門の星稜が、
なんと9回に8点差を大逆転して、
9-8のサヨナラ勝ち。
2年連続の甲子園を、
その手でつかみ取りました。
それにしても・・・・・。
こんなことがあるんですね。
野球の恐ろしさ、
試合の流れというものの恐ろしさを、
これほどあらわしたゲームもありません。
まさに『事実は小説より奇なり』。
こんな試合を小説で書いたら、
あまりに”非現実的”で、
誰にも見向きもされないことでしょう。
8回まで2安打無失点に抑えられていた星稜の抑えに抑えていたパワー、
この最終回に火の玉となって燃え上がり、
小松大谷に向かっていき、
そして焼き尽くしてしまったという感じです。
この回の攻撃、
小松大谷にとっては悔やみきれない四死球、振り逃げ、ゲッツー崩れなどがありましたが、
それもこれも、
すべては『大きな波』に飲み込まれたものでしかありません。
責められることはありません。
それよりも星稜の各打者の気迫。
これがバットに乗り移って、
打球が次々に野手の間を、頭上を抜けていきました。
近年まれに見る・・・・・・
ではなく、
『誰も見た事のない』
大逆転劇と言ってもいいでしょう。
なにしろ、
準決勝までであったなら、
7回でコールド決着の試合です。
『決勝であったればこそ』
の大逆転劇でした。
そういえば星稜高校。
サッカー部は今年の高校サッカー選手権決勝で、
富山第一に『史上まれに見る大逆転劇』
で敗れ去ってしまいました。
それを見てスタンドで悔し涙にくれた星稜生の皆さんが、
今度はまさか、まさかの歓喜の涙にくれたことでしょう。
高校生の底知れぬパワーに、
ただただ感嘆するほかはない、
昨日の石川県大会決勝戦でした。
この勢いを持って、
まさに最高のムードで甲子園に乗り込める星稜。
【名門復活】の出場を果たした昨年は初戦で敗れ去りましたが、
今年は何かをやってくれるかもしれませんよ。
小松大谷の皆さんには、
本当につらい敗戦になってしまいました。
最終回は途中から、
何が起こっているのかわからなかったことでしょう。
サヨナラのヒットがレフトの頭上を越えて行った後も、
整列しながら泣きじゃくる選手より、
茫然とした選手たちの顔が多く、
印象に残りました。
この悔しさ、
じわじわと現実となってのしかかってくるでしょうが、
先輩たちの悔しさを見た下級生が、
今度はそのリベンジを果たしに甲子園に出場してくれること、
願ってやみません。
昨日は各地で決勝戦が花盛り。
全国屈指の大激戦となった群馬では、
”機動破壊”の健大高崎が、
昨年全国制覇の前橋育英を破った勢いそのままに、
決勝ではノーヒットノーラン(3投手継投)を達成して優勝。
楽しみなチームが登場してくれました。
各地の激戦はまた別の記事にて。
いや~~~
”筋書きのないドラマ”とはよく言ったもんだ。
ルーズベルトゲーム(8-7)を超える9-8での決着。
しびれる今年の地方予選一番のハイライトでした。
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