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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

明治神宮大会観戦記2021

2021年11月22日 | 高校野球

第52回の明治神宮大会が、
土曜日に開幕しました。

先日のブログ記事にも書きましたが、
東京在住の”高校野球おやじ”のワタシにとっては、
全国の強豪の姿を見られる貴重な機会。

しかもこちらも大好きな大学野球も同時に開催という事で、
たまらない秋の大イベントです。

去年は開催されずに、
ホント寂しい思いをしましたから、
今年は開幕日から勇んで神宮に出かけていきました。



通常明治神宮大会といえば、
金曜日に開会式を迎えて・・・・・・
というのがワタシの中に刷り込まれたスケジュール。

もちろん土日にしか顔を出せないワタシは、
初日の試合を見たという記憶は、
あまりありません。

今年はなぜだか土曜日から開幕となったので、
思いもかけず「開会式」というのも目にすることができて、
主催の明治神宮の宮司さんのあいさつも聞くことができました。


さて、
試合の方です。

今回は「日本シリーズまでに家に帰りつきたい」という事もあって、
「第3試合まで見て帰ることにしよう」というスケジュールを立て、
土日ともに3試合ずつ観戦。

高校の部も大学の部も、
なかなかの好試合続きで堪能できました。

やっぱり学生野球は、いいなあ~~~~

そんなことをしみじみ感じて、
連日8時間にもわたる「座ったまま」の状態で軽くエコノミー症候群のような状態になりながら、
楽しく帰ることができました。






高校の部で楽しみにしていたのは、
やはり花巻東のスラッガー・佐々木倫太郎選手と、
大阪桐蔭、そしてその中でもエースの前田投手です。



その二人、
いずれも1年生ながら注目度は満点。

そしてこの神宮大会でも、
存分に存在感を見せてくれました。

開幕戦に出場した花巻東の佐々木クン。

第1打席で打席に入る前、
「う~ん、なんというか、雰囲気のある選手だな」
と思っていたら、
いきなり2球目をライトスタンドへ特大の一発。

スタンドをすべて自分のものにしてしまいました。

これでケガ明けだっていうんだから、
すごいことです。

高校時代の清宮張りの存在感で、
これからがとても楽しみな選手です。

この日はホームラン、犠牲フライ、四球、犠牲フライと3打点を挙げ、
花巻東の初戦突破に大きく貢献しました。

すっかりスリムになったお父さんでもある佐々木監督。
この倫太郎クンで、
全国制覇狙っているだろうなあ。。。。
その可能性、
十分にありますね。


そしてその佐々木クン以上にうなってしまったのが、
「スーパー1年生」の評判も高い大阪桐蔭のエース前田クン。

この日はベンチからのスタートでしたが、
ブルペンで投げる球を見ていても「素晴らしいな」と思わせてくれていましたが、
4回にマウンドに上がると、
球場の空気を変えてしまいました。

それはそれは見事な投球。

どんな球でもストライクはいつでも取れるという通り、
球を自在に操れる投手という感じです。

ストライクは自由自在、
しかも球の切れはストレート、変化球ともに良し。

さらにけん制、フィールディングにもキラッと光るものを出して、
まさにセンスの塊のような選手ですね。

本当に気の早い話なんですが、
サウスポー、サウスポー・・・・とうなされるように毎年言っている西武なんかは、
2年間かけてきっちりと「欲しい、欲しい」と言い続けて、
彼を獲るべきですね。

宮城のような、いい時の今永のような、
そんなピッチャーにすぐなれる・・・・・
そんな感じを受けました。

1年の秋のこの段階で、
昨日のMaxは144キロ。
来年の今頃には150キロを軽く超えていそう。
どこまで行くのか、この投手。
楽しみです。


大阪桐蔭は、
昨日見た感じでは、
今年は春夏連覇行ける・・・・・・ぐらいのチームです。

実力で止められるチームは、
ない気がしますね。

それでも甲子園というところは、
大会に入ってから「甲子園の風」に乗って怪物のようなチームを生み出すところですから、
額面通り大阪桐蔭が勝ちきれるのかは、
野球の神様のみが知ることですが。。。。。


大阪桐蔭。

何がすごいかって、
画面に映らないところでの選手たちの動きがすごい。。。

試合の中での全力疾走、カバーリングの素早さなどは言うに及ばず、
ベンチワークはもとより、
球場入りのその瞬間から、
相手チームを無言で圧倒しています。。。。

球場の時間を支配して自分のものにし、
相手には絶対に渡さない。。
そんな感じです。

そしてそれが球場の空気も自分のものにする・・・・
につながり、
「いつもと普通にしているつもり」の対戦相手はそれにのまれて、
試合を完全に支配されてしまうという事でしょうね。


そういうところが、
「本当に強い、本物のチーム」
という感じ。
オーラバリバリです。

「こういうチームを見なきゃ、ダメなんだよなあ」
なんてワタシ、
改めて感心してしまいました。

これだけの素材の選手たちが、
ここまでやるんだから、
そりゃ強いですよ。


昨日、一昨日で各地の優勝校を8校見ましたが、
大阪桐蔭がすべてにおいて、
段違いです。

花巻東の佐々木と大阪桐蔭の前田。

やっぱり覚えておいて損のない選手ですね。


大学野球の部は、
今大会はブラスを入れての応援などが禁止されている(?)ため、
学生野球につきものの「音が鳴っている試合風景」はありませんでした。

来年は「音入りの試合」が見たいですね。

球場の入りは満々。

久しぶりに「指定席ではない野球観戦」に出かけて、
神宮球場のお気に入りの席で観戦できて、
楽しかったです。

大会はこれからが佳境。
さて最後に笑うチームは、
どことどこでしょう。



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