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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ありがとう藤井康夫アナ 

2022年01月21日 | 相撲

連日の大相撲の話題です。
(だって、これしかないんだもん、いま)

昨日は照ノ富士と御嶽海、
1敗で並んでた二人がともにまさかの黒星。

昨日記事を書いたばかりで、
ワタシは自分の逆神ぶりを呪っています。
(いいように記事を書くと必ず負けるってことです。)

まあ、
優勝争いは面白くなってきてはいますが、
心配なのは照ノ富士の膝の具合。

昨日土俵から転げ落ちた時に、
何だか膝を”やっちまった感”がありありで、
ホント心配ですね。

魁聖も昨日から休場。
これで幕内に上がってから4度目の十両陥落。
しかし過去3度は十両ですぐに大勝ちして幕内復帰を果たしているので、
今回も頑張ってほしいですね。
頑張らないと、
海の向こうで連日応援しているお母ちゃんも悲しむぞ~。

という事で休場者も連日多くなってきている初場所の大相撲。

しかし今場所で長い「相撲人生」にいったん幕を下ろす人もいます。
それがNHKの「看板相撲アナ」藤井康夫氏。

藤井さんといえば、
吉田アナ、刈谷アナらと並んで平成の相撲実況を彩った人。
そのいでたちから若く見えていましたが、
実は吉田さん、刈谷さんよりも年長の65歳で、
昨日の実況で長い相撲実況放送が最後となりました。
(ラジオ実況中継は明日が最終日。必聴です。)

藤井さん、吉田さんはとても落ち着いた低いトーンのしゃべりが素敵なアナウンサーで、
実に落ち着いて実況を楽しむことができます。

とはいえ北の富士さんとの掛け合いは絶妙で、
北の富士さんが解説の時は、
実況が藤井さんか吉田さんだと、
こちらもなんか楽しくなってしまいます。
(特に吉田さんの、北の富士さんの無茶な答えっぷりをスルーするところが大好き。)

最近の「絶叫型」のアナウンサーと違って、
実に伝統のNHKらしい一歩下がって抑えた実況ぶりは、
解説者、ゲストの魅力、言葉を引き出すのに最適だと思います。
(最近の絶叫型の、自己顕示欲の強いアナの実況には、辟易とすることが実に多いですね。)


そんな藤井さんが定年を迎えるという事で、
昨日は昔の話を北の富士さんに振って、
北の富士さんがそれに応えていろいろな昔の話をするという場面もあったりして、
実に楽しい実況でした。
(まだあと1週間、NHKプラスでは聞くことができます。ぜひ)

北の富士さんが北の大地から上野に降り立った時、
藤井さんがこの世に生を受けたという話なんか、
何とも言えない”えにし”を感じることができました。

そして新横綱から3連覇というのを達成した明治期、大正期の二人の横綱を紹介した折、
103年前にその2度目の達成をした栃木山の話題が出ていました。
ワタシも栃木山の名前は知りませんでしたが、
北の富士さんは入門した当時はまだ栃木山は親方として角界に在籍していて、
「小さい人だったよなあ」
なんて昔のことを思い出して話をしていました。

なんと大正期の横綱を「知っている」人がいるなんて、
ワタシもその話には驚いてしまいました。
そしてひしひしと、
大相撲の歴史はすごいんだなあといまさらながらに思った次第です。

それも、
14歳で上京し横綱まで上り詰めた北の富士さんならではだし、
その北の富士さんの話をうまく引き出す藤井さんならでは。
お二人の話は、
実に貴重なものでした。

こうした歴史、
やっぱり語り継いでいかねばなりませんね。


そういえばワタシも、
その昔明治生まれのおじいさん、おばあさんから、
江戸生まれの曽祖父の話、
聞いたものだなあ。。。。。
(話自体が、習ってきた歴史そのものでした。)


おっと話が逸れましたが、
藤井アナ、
長い間我々を大いに楽しませてくれて、
本当にありがとうございました。

今後とも、
長く大相撲にかかわっていってもらえればと思います。

藤井さんの、
「なにものにも忖度せずダメなものはダメという姿勢」
大好きでした。

これからは大先輩の杉山アナのような立ち位置で大相撲を見守っていってもらって、
「伝統と歴史を守りつつ発展する」大相撲にしていくよう、
ご尽力いただくと嬉しく思います。




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