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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

最も印象に残った球児   20.新潟

2012年07月23日 | 高校野球名勝負

最も印象に残った球児

20.新潟



伊藤 直輝  投手  日本文理   2009年 春夏  


甲子園での戦績

09年春   1回戦    ●  0-4    清峰(長崎)    
    夏  2回戦     〇  4-3    寒川(香川)
        3回戦     〇  12-5   日本航空石川(石川)
        準々決勝  〇  11-3   立正大淞南(島根)
        準決勝    〇  2-1   県岐阜商(岐阜)
        決勝     ●   9-10   中京大中京(愛知)



【野球不毛の地】
以前よく新潟、山形などを形容するときに言われた言葉です。
やはり雪国の影響もあったでしょう、
長くその言葉通りの試合をせざるを得ない時代が続きました。

90年代初頭の新潟明訓、
そして少し遅れての日本文理。

今も続く2強が台頭してきてようやく、
県内の野球のレベルもグッとアップしてきました。

それを見せつけるのが、
この年の日本文理、
そして翌年の新潟明訓の大活躍だと思います。


この年の日本文理。
選抜では優勝した清峰のエース今村に苦も無くひねられての完封負け。
しかしもともと持っていた力はかなりのもので、
夏は期待してみていました。

新潟県初の快進撃・・・・・
で勝ち進んでいっていましたが、
実はワタシには、
準決勝までの日本文理は、
あまり印象に残ってはいません。

別ブロックの花巻東などの戦いぶりがあまりにもセンセーショナルだったので、
そちらの方に気を取られていました。

決勝も中京大中京vs日本文理と聞いて、
『中京の圧勝だろうなあ』
と思ったぐらいでした。


しかしあの9回2アウト。

あそこから、
日本文理は甲子園で【伝説のチーム】となりましたね。

しぶとく投げ続ける伊藤投手は、
決勝では打たれたものの、
その9回2アウトからの猛攻では、
自ら三遊間にタイムリーを放ってガッツポーズ。

冷静なイメージのあった伊藤選手のあのガッツポーズ。
胸にグッとくるものがありました。

投球はほとんど印象にないのですが、
あのガッツポーズのシーンがいつまでも残っていて、
最も印象に残る球児として挙げさせてもらいました。

先日は大学選手権で彼の投球を久しぶりに見て、
またまた脳裡に『タイムリーでのガッツポーズ』のシーンが浮かびました。

まだまだ彼の野球人生は続いていくと思います。
幸多かれと祈らずにはいられません。


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