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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第94回全国高校野球選手権  決勝   最後の、そして宿命の対決でテッペンが決まる!

2012年08月23日 | 高校野球

≪第94回全国高校野球選手権大会≫

【決勝】

大阪桐蔭(大阪) - 光星学院(青森)



いよいよ今年の夏の甲子園も、
決勝の朝を迎えました。

この頂上決戦まで上がってきたのは、
春のセンバツで覇を競った両チーム。
大阪桐蔭と光星学院です。

両チームとも、
驚くほど安定した戦いぶりを見せ、
一度も狼狽した姿を見せることなく、
この決戦までたどり着きました。

高校生というこの不安定な年代で、
しかも炎天下という条件下で、
ここまで安定した戦いぶりを見せる両校には、
拍手というよりも感嘆してしまいます。

本当に強い!!

そしてこの両校が、
選抜に続いて『力と力の勝負』を見せてくれるとは、
高校野球ファンにとってはまさに”垂涎”の戦いです。


さて、
”似て非なる”と思っていた両チームのここまでの勝ち上りぶり、
だんだんと似てきたという思いがあります。

『安定した投手陣がしっかりと試合を作り、強力打線が長打で一気に突き放す』
というもの。

連打というよりも長打一本で、
試合の趨勢を決めてしまう『恐ろしさ』が、
この両チームの打線には備わっています。

特に昨日は、
光星学院の誇るツインバズーカ、
田村・北條の両選手が計3発をたたき込み、
東海大甲府の息の根を止めました。
すさまじいバットスイングは、
衰えることを知りません。

大阪桐蔭は、
明徳義塾の老練な戦いの前に自慢の長打は封じられ、
安打数も抑えめになりましたが、
危なげは全くと言っていいほどありませんでした。
得点差以上の力の差を見せつけての完勝でした。

特に昨日は、
エース藤浪が本領を発揮。

今大会は日程にも恵まれ、
さらに打線の爆発や2番手である澤田の好投などもあり、
藤浪自体が目立つことはありませんでしたが、
昨日はMax153キロを記録する速球を投げ込み、
『オレが大会の主役だ!』
というのを満天下に見せつけるようなピッチングでした。

それにしても藤浪投手。

センバツ時から比べても、
本当に成長を遂げています。

今や『Max何キロ出る?』なんてことにとどまらない、
安定感抜群のピッチングを見せます。
変化球の使い方とコントロール、
見事です。
勝てるピッチングですね。


さあ、今日の試合です。

頂上決戦にふさわしい激しいバトルを期待しています。

あえて見どころを言うならば、
両チームの素晴らしい1番打者の出来がカギを握るということでしょうか。

光星学院・天久、大阪桐蔭・森。

この両選手が相手に最初に与える一撃が、
チームに大きな影響をもたらしてきました。

初回に訪れるこの両選手の第1打席、
大いに注目されますね。

試合の興味以上に、
藤浪vs田村・北條の戦いにも注目しています。

お互い真っ向勝負が大好きなナイスガイ。
甲子園決勝にふさわしい【大勝負】期待しています。

この対決は、
数年後プロ野球の世界でも見られるかな?!


ああ、
ちなみに昨日ワタシ、
西武ドームに西武vsSBの試合を観に行きました。

そこで見たのは、
菊池雄星vs今宮
の対決。

3年前の夏の甲子園で、
花巻東と明豊のエースとして、
準々決勝で対決して以来だと思われる対決でした。

こんな対決が行く行くみられると、
『ああ、あの時は・・・・』
と思いをはせることが出来、
【高校野球オヤジ】としてはたまらんものがあります。


おっと、本題に戻りますと…。

もう一つの試合の注目点は、
大阪桐蔭の猛爆打線を、
光星学院の投手陣がどう抑えるかということです。

決勝はたぶん、
金沢投手の先発ではないかと思っていますが、
彼が桐光学園戦のようなピッチングを見せると、
試合はもつれてくると思います。

ピンチになれば、
城間へのリレーも考えられるでしょう。

しかし最後は、
【青森県人】である彼の手で、
【東北初の日本一】の座を掴み取ってほしいと思います。

大阪桐蔭としては、
ここで春夏連覇を達成して、
来たるべき【大阪桐蔭の10年】(ここから10年間は、大阪桐蔭がチームとしてピークを迎えるとワタシは考えています。かつてのPLをもしのぐような存在になるかもしれないですね。)に向け、歩みを止めることはできません。


それにしても両チーム。

大阪桐蔭は、
秋の近畿大会で天理に喫したのが最初にして最後の公式戦敗北。
ほとんど無敗のまま、ここまで圧倒的な強さを見せてきました。

光星学院は、
昨夏準優勝後、新チームの整備が遅れたにもかかわらず秋に東北大会、明治神宮大会を連覇して早々と日本一へ。
選抜でも準優勝、それ以降もチーム力の『アゲアゲ』状態を維持し、夏も頂点寸前まで駆け上がりました。

まさに今年度を代表する両チーム。

まさに今日の試合は、
【頂上決戦】
にふさわしいカードです。

どんな試合になるのか。

出来れば、
2006年の早実と駒大苫小牧がやったような、
手に汗握る攻防になればいいなあ・・・・・
と勝手に思っています。


頑張れ、両チーム!

テッペンはすぐそこだ!!



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