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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本シリーズ第3戦   大谷が決めた!”本拠地で逆襲のハム”  

2016年10月26日 | プロ野球

真っ赤に染まった広島で、
カープが連勝して始まった今年の日本シリーズ。

舞台を札幌に移した第3戦。
引退を発表した黒田の”最後の登板”になる公算が高いこの試合で、
広島が3連勝を決めればそのままシリーズが決まってしまいそうな、
大事な試合でした。

予想通り広島の先発黒田は素晴らしいピッチング。
日本シリーズという大舞台で、
『黒田という投手は、こんな投手だったんだ』
ということを日本中の野球ファンの脳裏に焼き付けたような投球でした。

『さすがはメジャーで長く活躍した投手だなあ』

ということがよくわかる、
投手のお手本のような投球でした。

日本シリーズという『勝ち負け』を過度に意識する試合でしたが、
試合中は黒田のピッチングを堪能させてもらいました。

さて、
試合は黒田がマウンドを降りた以降、
大きく動きました。

日ハムは8回裏まで1-2のビハインド。
ここで広島はセットアッパーのジャクソンをマウンドへ。
ジャクソン―中崎のリレーは、
シーズン後半からCS,そしてこの日本シリーズと、
ほとんど失敗をしない『盤石のリレー』。

この日も日ハムの打線は1・2戦同様全く機能していなかったため、
多くのカープファンは『この試合もいただいた』
と思ったことでしょう。

しかしここから、
日ハムが意地を見せました。

この回、
9番の中島が粘りに粘って四球をもぎ取り反撃開始。
その後2死2塁になって、
打席には3番DHの大谷。

ここで広島は、
CSでのSBが取ったのと同じように、
大谷を敬遠することを選択。
1・2塁で中田との勝負を選びました。

そして中田はこの場面、
前回と同じように、
燃えに燃えた表情でした。

『何~俺と勝負だと~!!なめんなよ』

と心の中でつぶやいていたのではないでしょうか。

大谷を3番に入れるということは、
こういう場面も十分に予想され、
この場面は中田のアドレナリンを全開にする効果がある。。。。。。

こういう効果も、
十分にありますね、この打順の並び。

そしてその”燃える男”に変身した中田が、
ジャクソンのスライダーをたたくと打球はレフト前に。

そしてこの打球に突っ込んだレフトの松山がなんと後逸。
一気に大谷までが還ってきて、
日ハムが3-2と逆転しました。


しかし試合はそれでは終わりません。


広島は9回2死から勝利への執念を見せ、
阿部が谷元から同点タイムリー。

試合は延長へともつれ込みました。


そしてそして。。。。。。。

試合は最も注目される男に、
最後の場面を【託す】展開となりました。

10回裏2死2塁。

この日ハムサヨナラの場面で、
バッターは大谷。

やっぱり『何かを持っている星の下に生まれた男』は強い。

この場面でたたいた打球は、
1・2塁間をゴロで破り、
西川が歓喜のサヨナラのホームを踏みました。


やっぱり最後は大谷!!

これで日ハムは土壇場で踏ん張って1つ返して1勝2敗。
面白くなってきました。

とにかく、
日ハムの打線がようやく目覚めつつあるというのが、
今後面白くなってくる予感の源泉です。

さあ、
今日は第4戦。

両チームとも、
CSでは炎上した先発投手を立て、
打線勝負を挑む腹づもり。

昨日の終盤から、
『打ち合い』の様相を帯びてきた日本シリーズ。
面白くなってきそうです。

両チームとも完全燃焼で、
燃え尽きるまでがんばれ!!

近年にない、
面白い日本シリーズだなあ……というのがワタシの感想です。


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