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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

錦織 8強で敗れるも、輝きを増す!

2012年01月26日 | テニス

テニスと言えば、
いまだ『見るスポーツ』としてはマイナーの域を脱することが出来ず。

というのが、
我々の持っている印象です。

テニスで扱われるのは、
4大大会のことのみ。
要するに、
そこで活躍しなければ、
ニュースに載ることもなし。

そして、
世界の壁は厚く、
4大大会で活躍する選手は、
ほとんどいない・・・。


これが今までの私たちの、
半ば【常識】ともいえるテニスに対する扱い方でした。

しかしこの10日余り、
錦織の素晴らしい戦いを見て、
テニスに対する人々の認識、
変わったんじゃないでしょうか。

『フロックではなく、
 世界で本当に戦える選手が出てきたんだ!!』

これが元ローカル学生テニスプレーヤーであったワタシの、
偽らざる気持ちです。

今までもファンでしたが、
彼の今回のプレーぶりを見て、
『錦織圭』の、
大ファンになってしまいました。

思えば70年代から80年代にかけて。
テニスは【エースをねらえ】のブレークもあって世間に一大ブームを巻き起こしましたが、
現実のテニスを見るにつけ、
日本人選手の名前はこれっぽっちも出てきませんでした。

ボルグ、マッケンロー、コナーズなどに代表される、
『海の向こうのスター選手』
たちの戦いが、
【見るテニス】の世界でしたね。


レンドル、エドバーグ、ベッカーなどのヨーロッパ勢がテニス界を席巻する80年代を経て、
90年代には、
アガシ、サンプラスのアメリカ勢の巻き返しなどがありましたが、
日本でのテニスブームは段々としぼんでいきました。

世はバブル真っ盛りの頃。

テニスコートのあった広い土地は、
軒並みマンションやビルなどに形を変え、
テニスをやる環境も激変していきました。

街で気軽にできる、
テニスは日本国内では変容を遂げていき、
『学生か、一部のマニアがやるスポーツ』
に変貌を遂げたといってもいいでしょう。

ワタシの良く知る関東の大学なども、
全盛期は少なくとも1学年に20~30人はいた部員が、
今では5~10人ぐらいになってしまっているようです。

それとともに、
昔はテレビ中継も多々あったテニスを、
お茶の間で楽しむことも少なくなりました。

90年代から00年代にかけて、
日本女子は伊達、杉山といった世界トップレベルの選手を輩出し踏ん張りましたが、
やはりなんといっても『男子シングルス』で活躍する選手がいないと、
本当に盛り上がってはくれません。

そこに08年、
彗星のように出現したのが錦織選手。

日本人離れしたキレのあるプレースタイル。
一目で魅了されてしまうような選手です。

若くして出現したこの新星は、
その後ケガなどもあって苦しみますが、
そのすべてを糧として、
今大きく翼を広げて飛び立ち始めたといっていいでしょう。

まだまだ彼の潜在能力は、
こんなものではありませんよ。

今回の活躍で世界ランクは20位前後になるということですが、
今年末には10位以内を狙ってもらいたいものです。

そして今度は、
ウィンブルドンや全米オープンで、
その雄姿を見せてもらいたいと思っています。


年初めから、
ワクワクドキドキの時間をもらって、
本当に感謝しています。

頑張れ 錦織圭!!


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