日本シリーズ第7戦。
オリックスの青い波は止まらず、
ヤクルトを飲み込み日本一を達成。
8回に追い上げられたとはいえ、
やはり投手陣が見事な投球を披露したことが勝因ですね。
素晴らしい日本一だと思います。
敗れたヤクルトは、
打線の調子が最後まで上がらなかったですね。
というか、
オリックスの投手陣、特に救援陣には、
ヤクルトの強打線でも分が悪かったという事ですかね。
中でもやはり、
山田・村上の3・4番のバットが、
最後まで火を噴かなかったことが痛かった。(まあ、村上は最後に少しだけ意地を見せましたがね。)
オスナがどんなに打っても、
やはり中軸が機能しないと打線はつながりません。
昔から日本シリーズには、
「シリーズ男」と「逆シリーズ男」が出現するというのが定番。
どうしてもシリーズで活躍できずドツボにはまってしまう選手が出るのは、
短期決戦では仕方がないですね。
昔はあのイチローですら、
シリーズで抑え込まれたことがありましたもんね。
まあ山田には、
来年また活躍してもらいましょう。
それにしてもオリックス。
第1戦に敗れ、しかも大エースの山本を失い、
0勝2敗からまくって勝つなんて、
奇跡としか言いようがありません。
ペナントレースも最後の最後でまくり勝ちでしたし、
やっぱり今年は「オリックスの年」だったんですね。
見事でした。
新世紀を迎える前後から、
ず~っと不遇をかこってきた、
阪急と近鉄の血を引くこの名門球団。
しかし中嶋監督を指揮官に据えてから、
あきらかにチームの雰囲気が変わって、
強いチームのオーラをまとってきました。
何年か前、
オリックスが迷走していた時、
ワタシはこのブログで「オリックスに一番必要なのは、敗者のメンタリティーを取り除くこと」なんて書いたことがあります。
中嶋監督が見事にそれを取り除き、
だんだん自前の選手も育ちチームの核になっていって、
ついに昨年、今年と実を結んだと言えるでしょうね。
特に投手陣。
見事としか言いようがありません。
山本が痛んだ後、
山崎福、宮城、山岡、田嶋で回さざるを得なくなったとき、
正直ヤクルト打線の餌食になると思いました。
しかし各先発投手が、
5回、ないしは6回めがけて必死の投球をして、
それを山崎颯、宇田川、比嘉、阿部、ワゲスバック、平野らが、
「俺たちが出てきたら、もう1点もやらないぜ!」
とばかり剛球をビンビン投げ込んで、
ヤクルト打線を蹂躙しました。
多分この日本シリーズが、
オリックスの投手陣、
今シーズンで一番調子がよかったんじゃないかな?!
あの投球を見せられたんじゃ、
どのチームが来ても6回から点を奪うのは至難の技でしたね。
中嶋監督は、
さらにそのリリーフ陣の使い方が冴えに冴えていましたね。
今シリーズ、
どうも選手の起用が「当たらなかった」高津監督に対して、
中嶋監督は用兵がズバリ。
1番に起用した太田は、
先頭打者ホームランで期待に応えましたし、
杉本の「実質3打点」の走者一掃を放ちましたしね。
お見事な日本一。
オリックスは中嶋監督の下、
黄金時代へ突き進んでいきます。
なんだかファンの数も、
うなぎ上りのようですしね。
*昔の阪急のように、
勝っても勝ってもファンがむしろ減っていった・・・・・・・・
なんてこと、ないみたいですし。
パ・リーグはこれから、
面白くなってきそうですね。
オリックスとSBが覇権を争い、
そこに新球場の日ハムがどう絡んでいくか。。。。。。。
残りの3球団も、うかうかしちゃあいられません。
今年もプロ野球、
昨年に続いて最後まで熱戦が展開された日本シリーズで幕を閉じました。
いい感じです。
数年前までの日本シリーズのしらけた感じ、
ここ2年は全くありませんでしたしね。
来年もまた、
プロ野球も、また海の向こうでも、
野球というおもしろい競技が、
ワタシ達をコーフンさせてくれそうです。
おめでとう、オリックス!!
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