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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

あと一歩!!!  ラグビー日本代表  オールブラックスに肉薄

2022年10月31日 | ラグビー

この日、
神宮外苑はすごいことになりました。

神宮球場では、
午前の六大学野球に続いて、
日本シリーズの第6戦。

そして国立競技場では、
史上最多、65,188人の大観衆を集め、
ラグビー日本代表が”ラグビーの巨人”オールブラックスを迎えてのテストマッチが開催。

びっしりと埋まった国立競技場は、
本当に壮観のひとことでした。


ラグビー日本代表は、
10月はオーストラリアA代表と3戦戦い1勝2敗。

オールブラックスに対しては、
「勝つというのは無理としても、何とかいい試合にまでもっていってほしい」
というのが切なる願い。

オールブラックス戦といえば、
なんといっても最初に思い浮かぶのが95年のワールドカップでの145失点での大敗。

見ていたワタシは、
「ああ、そんなにも違うのか」
と、あきらめを通り越して何とも言えない虚無感の中、
試合を見ていたことが思い浮かんできます。

それからおよそ28年。

ラグビー日本代表がその間劇的に強くなり、
ワールドカップでは南アフリカやアイルランド、スコットランドら強豪国を破っているにしても、
やはり相手がオールブラックスとなると、
完全に腰が引き気味になってしまうワタシ。

さて、
どんな試合をしてくれるのか、

目の前でオールブラックスと日本の試合を見るのはこれで3回目。
1回目は2013年、
まだ日本がワールドカップで活躍しだす前の段階で、
6-54と予想通り一蹴されてしまった試合でした。

2回目は2018年、
この時は取られたけどこちらも取り返して・・・・・・
という試合で最終的なスコアは31-69でした。

日本はトライを重ねましたが、
何だかやっぱり軽くあしらわれているような感じが強くて、
この試合は日本ワールドカップの前年でしたが、
「やっぱりまだ、大きな差があるのだなあ」
という事を思わざるを得ませんでした。

そして今回の第3回目。

おなじみのオールブラックスのハカで始まった試合。




観衆のワクワクは止まらない、
何だか浮足立った感覚でキックオフされました。

 


キックオフからこの日の日本代表、
非常に動きがよく、
オールブラックスのアタックを鋭い出足でしっかりとディフェンス。

しかしじわじわと攻め立てられ、
アタックから真ん中を鋭く突く攻撃が出て、
さらにしっかりとしたオフロードのつなぎやらナイスキックやらで、
気がつくと3トライを積み重ねられて3-21。

この時の国立の空気は、
「やっぱりオールブラックスは違うや・・・・・・」
というもの。

しかしここから日本代表が反撃。
2トライを返して、
なんと17-21と4点差でハーフタイムを迎えました。



日本が追い上げて、
本当にいい雰囲気でのハーフタイム。

後半は押して引く展開。
しかしやはりオールブラックスの地力が上回って点差を広げられましたが、
残り10分少しのところで相手にレッドカードが出て、
日本は一人多い展開となり、
残り1分で姫野が決めてわずか4点差。

場内はコーフンの坩堝。

もしかしたら、日本代表がオールブラックスを破る、
歴史的な日になるかもしれない!!!

そんな期待が、
満ち溢れていました。

そしてオールブラックスのキックオフから「最後の1分」が開始され、
ここではもう、息ができませんでした。

最後は自陣でのペナルティーからPGを決められ、
そこでジ・エンド。

万雷の拍手の下、
日本代表、そしてオールブラックスが、
晴れやかな顔でスタンドに一礼して、
この大コーフンの2時間は幕を閉じました。



人々は口々に、
「今日ホントこの試合が見られてよかった」
と言い残しながら国立を後にしていました。

ワタシも、
大満足で饒舌に同行者たちと話しながら競技場を後にしましたが、
あとで考えるとこの接戦での惜敗で、
「悔しい!悔しくて今日は眠れそうにない!!」
なんて言いながら帰るようじゃなきゃ、
ダメなんだなあ・・・・・なんて思いました。

まだまだ、
世界の強国に「本気で勝つと思っていない」ワタシが、
そこにはいました。

これじゃあだめだ・・・・・・

ワタシは自分を反省。
次回からは、
相手がオールブラックスであろうがイングランドであろうが、
はたまた南アであろうが、
バリバリに「勝つだけを信じて」競技場に向かおうと決めました。

ああ、しかし。。。。


日本はいいチームになったものよのう。。

あと少し、あと少しなんだ。。。
強豪(ティア1)との差は。

そこを埋めるべく、
11月の遠征、そしてW杯までの1年、
頑張ってください。


そして我々に、
また感動を。。。。。
待ってます。



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