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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

伝統の巨人ー阪神戦

2021年05月18日 | プロ野球

去る土曜日、
巨人と阪神が東京ドームで、
記念の2000試合目を行いました。

結果は巨人が意地を見せて逃げ切り勝ち。
しかし今季は好調阪神のほうがすべてで上回っている感じで、
3連戦は2勝1敗と勝ち越しました。

交流戦をうまく乗り切れば、
独走状態も築けそうな雰囲気で、
久しぶりの優勝も夏ごろには見えてくるんじゃないでしょうかね。


さて、
その伝統の巨人ー阪神戦。

最初の試合は、
阪神が勝利したんですってね。
そして2試合目は、
あの沢村栄治のノーヒットノーランで巨人が勝利。

そこから試合を重ねて2000試合。
歴史の重みを感じますねえ。

1000試合目が82年、1500試合目が01年だそうで、
それらの試合は見ているはずなんですが、
全く思い出せません。
ちなみに成績は巨人の1094勝835敗(2000試合時点)だそうです。

物心ついて野球を熱心に見始めてからというもの、
巨人ー阪神戦は常に「伝統の一戦」と言われていました。

まあ、
巨人のV9時代ですし、
阪神は常に巨人を追いかけるライバルチーム。

巨人が長嶋、王というスーパースターを擁すれば、
阪神には村山、江夏という絶対のエースが君臨していました。

後楽園、そして甲子園という舞台設定も最高で、
やっぱり幼きワタシも「巨人ー阪神戦」というと、
掛け値なしにコーフンしたものでしたね。

ワタシのイメージでは、
巨人と阪神が競り合っていたのは、
先ごろ亡くなったブリーデンやラインバック、それに田淵、藤田平、若き掛布らがスタメンに並んだ76年ぐらいまでで、
その後は阪神が暗黒時代に向かい、
巨人は長嶋・王の時代が終了して、
伝統の一戦はなんだか少し色あせて見えたものです。

それが突如として阪神がバース・掛布・岡田の猛虎打線でよみがえったのが85年。
あの甲子園でのバックスクリーン3連発は、
阪神の長きにわたり積もり積もった思いというのが一気に爆発した瞬間だったのではないかと勝手に解釈しています。

あの年は本当にすごかったですね。
ワタシの連れの大の阪神ファン(の大阪の兄ちゃん)、
あの年は最初から最後までコーフンのしっぱなしでしたからねえ。

その波にのまれて、
西武も日本シリーズでは阪神に手痛い敗戦を喫して、
散々その連れにバカにされました。(懐かしい思い出ですねえ)

西武は90年代半ばまで日本シリーズにはめっぽう強くて、
野村ヤクルトに敗れるまで日本シリーズ9回出場で8回優勝。
負けたのはこの年の阪神にだけでした。(ああ、黄金時代だったんだなあ。。。。。)

おっと話が逸れましたが、
その後は阪神、
21世紀の声を聴くまでず~っと低迷を続けていましたね。

まあ巨人もV9時代ほどの強さはなく、
プロ野球は群雄割拠の時代になっていきました。

そんな中でも、
日テレやら報知やらは、
ず~っと飽くことなく「伝統の一戦」と言い続けて今日まで。
その継続性、見事です。
まさに「継続は力なり」ってことですね。


≪伝統の一戦≫


野球に限らず、
世界各国、いろいろな競技でこのフレーズは使われていますし、
この一戦だけは特別な重みをもつ・・・・・という試合がたくさんあります。

まあ、野球ではなくほかの競技では、
対戦は年に1,2回という事が多く、
それだけに「この試合にかける」という思いも強くなってくると思います。

いつもは見ない競技に接していて、
「この試合は特別の意味を持つ試合なんだ。。。。今日だけは絶対に負けられないんだ」
なんていうフレーズを聞いたことが、
何度かあります。

その特別感、
すごいですね。

日本に残っている古くからの「伝統の一戦」といえば、
やっぱり「早慶戦」でしょうか。

特に野球の早慶戦はよく知られたところですが、
最近は早慶戦特有のひりひり感というのがまるでなくて、
いい意味でも悪い意味でも、
「決戦」というよりも「ライブの乗り」という感じの球場の雰囲気になっています。

でもワタシなんか、
昭和40年代から50年代ぐらいの、
なんだか触ったらやけどしそうなひりひり感が、
やけに懐かしかったりしますが。。。。。。

それでもさらに年配の人に聞くと、
「こんなもんじゃね~んだよ。ゆるくなったもんだ」
って言われてしまうんですが。。

昔の早慶戦の映像なんか見ると、
ワタシは背中がゾゾっとして、
「一度でいいから、あの雰囲気に身を浸してみて~~~~~」
って思っちゃいますがね。


そういえば巨人ー阪神戦も、
昭和50年代なんかは、
かなり殺気立っていた記憶がありますね。

でも、
今とは違って後楽園では、
圧倒的に巨人ファンのほうが多かったという記憶があります。
それが今や、
東京ドームでも「阪神の本拠地??」って言うとき、
ありますもんね。

伝統の一戦を見ていると、
球場での野球観戦の時代の変化なんて言うのも、
わかるってもんです。


いずれにしても、
この伝統の巨人ー阪神戦が、
未来永劫華やかに続いていってほしいなあと、
心から思います。


それには両軍、
いつまでも強くないといけませんよ。




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