SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

しびれる大会。

2018年08月14日 | 高校野球

第9日の甲子園。
お盆休みに加えて大阪桐蔭の登場とあって、
まさに朝から超満員。

その満員の観衆を、
十分に満足させてくれる接戦の連続で、
改めて今大会が面白い大会であることを感じさせてくれます。

第1試合で王者・大阪桐蔭に挑んだ初出場の沖学園。
真っ向から王者と四つに組んだ戦いぶり、
非常に印象に残りました。

大会屈指の好投手である根尾から4点を奪い、
福岡球児の心意気を存分に見せてくれました。

そしてその果敢な沖学園に対して、
王者の大阪桐蔭は序盤苦しみましたが、
どっしりとあわてず騒がず、
中盤からしっかりと試合を決めに行く力強さは、
まさに貫録を感じる戦いぶりでしたね。

根尾・藤原の両主砲に一発も飛び出し、
チームは確実にいい方向に向かって行っています。

果たしてどこか、
この完璧なチームを止めることができるチームが出現するのでしょうか。


第2試合の『北信越対決』も最後の最後まで勝負の行方が分からない、
しびれるような好勝負でしたね。

両校ともに見事な戦いぶり。
佐久長聖は初戦の旭川大戦に続くしびれる激闘に、
『新・甲子園激闘王』の称号をおくりたいぐらいの好チームでした。

高岡商は、
今夏、ここまで今一つ調子のあがらなかった山田がナイスピッチングで完投。
2本柱が完成して、
次は王者の大阪桐蔭に挑みます。

2枚の投手陣が目先を変えながら大阪桐蔭の強打線を抑えていくと、
ひょっとしたらも考えられるほどの充実したチーム力で、
勝負の一戦を迎えます。

第3試合は、
近江のリリーフした林がナイスピッチング。

まさに前橋育英を「全く」寄せ付けず、
接戦でのサヨナラ勝ちですが、
内容は「完勝」と言ってもいいような試合っぷりでした。

敗れた前橋育英。
初戦を完封した恩田投手は、
この日も見事なピッチングを披露。

正直に言うと、
今年の前橋育英は打線も小粒で、
守備も例年よりはミスも多く出るというチーム状態の中で、
恩田投手が孤軍奮闘してここまで引き揚げてきたという感じでしたね。

その恩田投手が、
6回、9回と守備に足を引っ張られて、
最後は足もつって終戦を迎えてしまいました。

昨年に大型チームに比べると、
どうしても見劣りしてしまいがちなチームにあって、
ここまでの奮闘で昨年と同じところまで持ってきたというのは、
大きな成果でしょう。

ワタシなどは、
今年の群馬では健大高崎が「全国制覇を狙えるチーム」だと思っていましたので、
前橋育英が健大高崎を破ったのには、
その時だけではなく今も驚いているのですが、
高校野球の醍醐味である『強いチームが勝つのではない。勝ったチームが強いのだ』ということを、
実感を持って受け止めさせてくれる出来事だったと思っています。

まあ、
それでも昨日の試合。
近江の林投手に対して、
ベンチが全くの無策でテンポよく投球させてリズムを持っていかれてしまった当たりが、
前橋育英が長年抱える課題が浮き彫りになったと思います。
攻撃の淡白さ、
それをどう解消して、
今後2度目の全国制覇を狙っていくのか、
荒井監督の手腕に注目しています。


それにしても、
昨日のような3試合日は、
なんだかちょっとだけ時間に余裕も持てる感じで、
いいなあ・・・・・なんて感じるワタシです。

昔は4試合ないとなんだかちょっと欲求不満だったのですが、
今は4試合、ちょっときついです。。。。。


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