SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

1年納めの九州場所 今場所も4横綱そろい踏みはならず

2017年11月10日 | 相撲

いよいよ1年納めの九州場所が、
日曜日に初日を迎えます。

先場所は初日から3横綱が休場という異例の展開を見せた場所でしたが、
唯一出場した横綱・日馬富士が、
ケガをおして終盤のまくりで優勝に輝き、
まさに横綱の意地とプライドを見せてくれました。

そんな流れの九州場所ですが、
今場所は白鵬・稀勢の里の2人の注目の横綱がやっと揃って出場してくれるということで、
盛り上がっていくと思います。

当然『4横綱そろい踏み』を期待したのですが、
残念ながら鶴竜が休場となり、
今場所もまた歯が一つ欠けた状態の土俵となってしまいました。

鶴竜は心配ですね。
体の状態も心配ですが、
自分を奮い立たせる情熱が薄れてしまうと、
やはり『引退』ということにならざるを得なくなりそうです。

これといった『絶対の型』を持っている力士ではないので、
動きで圧倒できなければ厳しいことになりそうですね。


さて、
今場所の話題に戻りましょう。

ワタシが注目していることと言えば、
優勝争いのほかに、
横綱が3人戻ってきたので、
上昇気流を描く若手力士たちが、
3横綱に対してどれだけ本来の相撲を取ることができるのか?ということです。

まずは御嶽海。
今場所も関脇での土俵ですが、
来年大関を狙うのであれば、
ぜひその足掛かりとしたい場所ですね。

最低10勝、できれば12勝ぐらいを狙ってほしいものです。
先場所若干乱れていた彼特有の低い当たりと出足、
そこに磨きがかかっていればと思います。

そして若手筆頭格の新三役、小結の阿武咲です。
新入幕から先場所まで、
ある意味話題を独占してきた力士ですが、
新三役の場所をどう戦っていくのか。

特に白鵬、稀勢の里に対する取り組みが、
注目を集めることでしょう。
彼は最低勝ち越し、できれば2ケタの勝ち星を上げたいところでしょう。

この両力士は、
来年はともに『大関獲り』を目指す筆頭候補。
横綱相手とはいえ、
ひるんではいられません。

彼らを追っていく、
貴景勝と北勝富士にも注目です。
両者ともに”重い腰と気っ風のいい相撲っぷり”で館内を沸かせる力士。
同じく上位への足掛かりにしたい場所です。

また、
ワタシの好きなベテラン力士、
関脇・嘉風、小結・琴奨菊、前頭筆頭・玉鷲の相撲っぷりにも期待です。
彼らのある意味達観した『1日1番』という凄味、
たっぷり味わいたいです。

心配を抱きながら土俵に上がるのは、
カド番大関の高安と大関陥落の照ノ富士。

両力士とも、
力は十分に持っているので、
とにかくけがの状態がどうなのか?ということだけが心配です。

特に高安は、
大関に上がったばかり。
序盤で負けが込むようなことになると、
焦ってくることが予想されますので、
若手との取り組みが続くであろう序盤戦をいかにしのいでいけるのか、でしょうね。

照ノ富士はまだまだけがの状態は好転していない模様。
しかしながら、
彼はケガさえ良くなればすぐに12勝、13勝と星を重ねられますから、
今場所10勝での大関返り咲きが成らずとも、
もう一度大関の地位を手にすることは十分に可能だとみています。

中位・下位では、
宇良が気になりますねえ、なんとしても。

一番の痛手となる場所のケガですから、
あの宇良独特の相撲が戻ってくるのか?
心配が付きません。

そして39歳で幕内に返り咲いた不屈の男・安美錦に大注目です。
何とか勝ち越してほしいですが、
あの業師の相撲がまた見られるというだけで、
ワクワクしちゃいます。

安美錦の十両陥落以来ずっと”幕内最年長”の座を守ってきた豪風も、
肩の力の抜けた場所になりそうで、
期待しています。

新入幕力士は、
奄美大島出身の大奄美です。

勝ち越しで幕内定着、
期待しましょう。


ということで、
見所の多い九州場所。

興奮の15日間の、
幕開けです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第48回明治神宮大会 明日開幕 | トップ | 井岡一翔 世界王座を返上し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

相撲」カテゴリの最新記事