がんばれ！舛ノ山

昨日ＮＨＫ『アスリートの魂』で、
関取・舛ノ山のことをやっていました。

アスリートの魂は、
時の話題になっているアスリートを取り上げて作ったノンフィクションで、
『う～ん』と唸らされる回が多いのが特徴。

昨日この番組を見ていたら、
舛ノ山の回でした。

先に終わった秋場所。
その秋場所で、
元舛田山、千賀の浦親方が解説に来ていた時、
”弟子”である舛の山が紹介されていました。

『この子は、心臓が小さいから、早い相撲しか取れないんですよ』
と言っていたのを聞いて、
どういうことかすぐには理解できませんでしたが、
コロコロとした愛嬌のある”あんこ型力士”である舛ノ山を、
それからずっと注目して観ていました。

昨日その舛ノ山が取り上げられるということで番組を見たのですが、
先天的に心臓が小さいため血液の供給が十分に行われず、
『アスリートとしては致命的な欠陥』と医師に宣告されていたにもかかわらず、
鬼の形相でけいこを重ね土俵を務めあげる姿に、
感動してしまいました。

１０秒以上かかる相撲を取ると息が上がってしまう、
という肉体的なハンディを乗り越えての秋場所での勝ち越し、
立派の一言です。

そして土俵以外で見せる２１歳のやんちゃでさわやかな素顔。
思わず応援したくなっちゃう”お相撲さん”ですね。

お母さんはフィリピン人。（離婚したお父さんは日本人）
今も母国で、厳しい生活を強いられているそうです。

家族はオレが支えるという決意を語るときは、
やんちゃな２１歳が『男の顔』に変わり、
立派な『一家の大黒柱』です。

いろいろな意味でハンディを背負いながら、
地元の人に支えられて、
いよいよ来場所は前頭上位まで番付を上げてきました。

来場所、
夢の『横綱との対戦』が組まれると思います。

得意のぶちかましと突っ張りで、
結果を恐れず、
大関・横綱に突進していってほしいですね。


頑張れ！舛ノ山


大好きなお相撲さんが一人増えて、
ワタシにとっては嬉しい限りです。