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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

市立船橋劇的V  名門の激しき激突、満員の観衆を沸かす

2012年01月10日 | サッカー

≪第90回全国高校サッカー選手権大会≫

【決勝】

市立船橋(千葉)  2  -  1   四日市中央工(三重)
            (  1-1  )
        延長 (  1-0  )  


90回を迎えた冬の風物詩、高校サッカー。
昨日は国立競技場に満員の観衆を集め、
最後まで目の離せない激闘を繰り広げました。

開始直後の前半1分、
四中工が電光石火の早業で先制し、
後半まで早い出足で市船の攻撃の芽を摘み取り、
試合を優位に進めました。

やや有利と予想されていた市船は、
後半の中ごろから徐々に中盤を支配。
「あわや」
のシーンを何度も作り出しましたが、
その都度四中工の厚いディフェンスに跳ね返され、
ついに試合は後半のロスタイムに。

「最後のチャンス」
と思われたCKが『ごちゃごちゃした』ゴール前でエース和泉の前へ。
このボールを和泉が冷静にけりこみ、
土壇場で追いついた市船がゲームを延長に持ち込みました。

延長では市船の運動量が四中工を上回り、
後半の半ば、
またもエースの和泉がゴール前に持ち込んだボールを渾身の力を籠めシュート。
気合いの乗ったそのボールは、
GKの手をわずかにはじいてゴールネットへ、
『美しく』
吸い込まれていき、
この大激戦は決着しました。

四中工が先制したことで、
がぜん試合は白熱しましたね。

四中工は2年生ツートップが何度も裏に抜け出しチャンスを作りましたが、
市船の堅守を崩しきるまでには至りませんでした。

しかしまた来年も、
彼らはチームの中心となって帰ってきてくれることでしょう。
楽しみです。

市船は、
伝統の堅守速攻がさえた大会でした。
そして、
初戦、決勝と追い込まれたところからの逆転勝ち。
気持ちの強さは、
正に85人部員全員の”絆”だったような気がします。

決して突出したチームには見えませんでしたが、
『大会を勝ちきった』
という印象を残しました。

これぞ【伝統の力】ですね。
おめでとうございます。

05年の野洲以来続いていた、
『選手権初優勝』
の連続は、
6年で途切れました。

途切れさせたのは、
やはり力を持った名門校でした。

これから高校サッカーがどのような方向に進んでいくか、
まだまだ見えていないものも多いと思いましたが、
やはり【高校スポーツ】には、
そこにしかない良さが宿っていることも強く感じる大会でした。

さあ、
12月~1月にかけ、
クラブW杯、天皇杯、高校サッカーと、
普段からサッカーを”ヘビーに”見る人間でないワタシが”サッカー三昧”させられました。

どの大会も、
どの試合も面白かったですね。

改めて”サッカーの魅力”を再発見した、
この【寒い冬】でした。


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