被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
気象庁の検討委員会により、初めて南海トラフ地震と関連する「可能性がある」とのことで注意喚起がなされましたが。
過去の事例に照らして、M7クラスの地震の後1週間以内にM8~9の巨大地震が起きたのは、1437回のうち6回、という専門家チームの発表内容です。
つまり、今回の地震に連続して南海トラフ地震が実際に起きる可能性は0.44%程度。
これが科学的根拠ということ。
改めて日ごろの備えについて確認する機会にすることは、もちろん良い事です。
しかし、あまりに心配し過ぎてバタバタ慌てたり、防災のために何かを買い占めに行ったりするのはやめましょう。
家族や知人の無事をお祈りするのはもちろん自由ですが、それは普段からしていれば良いこと。
1437分の6、0.04%という確率がどの程度のものか、ここは冷静に考えましょう。
南海トラフ地震を心配するのは、交通事故の心配をするのと同じ程度、と考えるべきではないでしょうか。
用心して安全を心がけ、不測の事態にも備える、というのは車の運転と同じことです。
あまりマスコミに煽られないようにしましょう。
それなのに…
今朝のNHKテレビは、ずーっとこれ。
警戒しろのバナーとテロップが出っ放し。
ちょっと過剰な対応じゃないですか?
そして、全国の広範囲で鉄道が徐行運転の対応。
実際に揺れが大きかった地域では、線路や設備の安全点検のために当然ですが…
ほとんど揺れなかった関東地方でまで徐行運転するって。
しかも巨大地震の可能性は1週間変わらないのです。科学的な見地から。
新幹線とか、1週間の間ずーっとこのまま徐行運転するんですか?しないのなら意味が無い。
加えて、津波が来る可能性などゼロな、こんな路線でまで。
ほぼ揺れてないし、内陸の路線だし。
完全なる「煽り」行為ですよ。
おそらく政府が、鉄道会社を巻き込み、NHKを動かし利用しての。
実際、NHK以外はここまで大騒ぎしてないし。
いつもは国民感情の昂りを抑え、騒動を嫌う政府が、なんでここまで「煽る」のか。
政治利用、でしょう。
政治利用、でしょう。
北朝鮮がICBMの実験をして「飛翔体」が日本の上空を通過する、といっても大気圏外だったりするのに…
(万が一にも落下物で被害が出るとは思えない)
アラートをブーブー鳴らし、頭を押さえてしゃがみ込むポーズを一般人にとらせ、それをテレビで大大的に流すのと同じ。
恐怖心を煽り、その恐怖を何らかの政治的意図を納得させるために使いたい、というのが透けて見える。
今回の南海トラフ地震騒ぎの場合は、今キシダが大急ぎで進めたがっている「改憲」じゃないでしょうか。
国家危急のケースでは、中央政府の特例的な強い権限が必要だ、という世論を喚起するための。
気をつけた方がいいですよ。
彼らは、このままでは選挙に勝てないかもしれないし、絶対勝てる状況を作り出すのは、容易なことでないとわかっている。
できることなら、次の国政選挙より先に改憲して、緊急事態条項を盛り込み、どうしても選挙に勝てなそうだぞとなったなら…
緊急事態宣言を出して、選挙を先延ばしにしようという魂胆でしょう。
なんなら、次々と緊急事態のネタを無理にでも見つけて、あるいは作り出して、恒久的な議席を確保し…
法律と同じ効力を持つ「政令」を国会の議事なしで、内閣のやりたい放題に出すという手もあります。
日本も事実上の一党(一政治勢力)による独裁国家になります。
そのための道筋をつける意味合いでの、今回の異様な「南海トラフ地震」煽りである可能性、十分ありますよ。
あるいは、いま現在地震より怖いのはキシダ率いる「あの連中」かも。
地震だけでなく、彼らの動きにも、くれぐれも気をつけましょう。