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アルファロメオと小倉唯

生意気ということばを使う人は

私の「推し」である小倉唯さんは、声優の仕事以外では、マルチにいろいろな役割、職種を担当する人です。

たとえばアーティストとして先日出したアルバム『Bloomy』の製作では、基本コンセプトを決めたのも、アルバムタイトルを決めたのも彼女自身ですし…



リード曲『Wind of Bloom』は以前に全然別の作曲コンペで送られてきたものを彼女が気に入って「キープ」していたのを彼女自身が選び…

それに自分で歌詞をつけたものです。

自身が作詞した曲は12曲中7曲、作曲したものが1曲あります。

どの曲をアルバムに収録するかも、会議にはもちろんかかったでしょうが、最終的には彼女が決定し、曲順も彼女自身が決めたようです。

スタジオでの音作りにも、いつも通り立ち会って意見を反映させているはずです。

そしてジャケットのビジュアル面での製作にも主体的に関わっているようです。

大阪のFM802の番組『802Parette』にゲスト出演した際にも、実質的にセルフプロデュースしたアルバムであると言っていました。



今月の14日、神奈川公演からスタートするライブツアー『Bloom‪✕‬Meet you!』でも、パフォーマーとしてだけでなく…

ダンスの振り付け、演出、舞台美術など、多方面で関わっているはずです。

ツアーグッズ全般の監修をしているのはもちろん…



オリジナルのリュックやポーチ、マルチケースなどをデザインしています。

自分でも「何でも屋さんみたいになって来ちゃって…」と言っていますが…

ここまで何でもかんでも自分でやってしまう、やれてしまうタレントというのも、なかなかいないでしょう。

その上ちゃんと声優の仕事もしているわけですから…

(『さようなら竜生、こんにちは人生』TBS系木曜23:28~ラフラシア役…など)

超絶忙しくて、それに見合った収入もあるであろうことは間違いないです。

ただ、小倉唯さんがひとりでにこうなったわけではなくて。

そこには、セルフプロデュースやクリエイティブな活動ができるように、導いてくれた人や、じゃまをしないでいてくれた人たちの力があったと思います。

最初および現在の所属事務所の社長である、たかみゆきひささんは、中学生でデビューした彼女が…

最初からセルフプロデュースもできる方向で指導してくださったようですし、とても早い段階で、ユニット「StylipS」の楽曲の振り付けなどを任せてくれたそうです。

声優ユニット『RO-KYU-BU!』で、楽曲の振り付けや、ライブステージでのダンスの振り付け・構成を、まだ16歳だった彼女に任せてくれた川瀬プロデューサー…

またメンバー5人の中で最年少で、しかも売れっ子声優のたちの中で一人だけまだ「ペーペー」だった「唯ちゃん」を、ダンスの先生として立ててくれた先輩たち。

みんな、彼女のクリエイターとしての才能を潰すことなく、その芽を大事に育ててくれた。

そこで自信を得たことが、後のマルチな活動に繋がったのでしょう。

多くの指導者や、先輩たちに恵まれたからこそ、今の「小倉唯」がいるのだと思います。

そこで「こんな小娘になんか任せられるか」とか「駆け出しのくせに生意気」とか言われて妨害されなかったのは、やはり運が良かったのでしょう。

2015年、唯さんが19歳のときリリースされた、彼女の代表曲のひとつ『Honey♡Come!!』。



この曲のMVは、唯さんのアイディアでコンセプトが変更されています。

YouTubeのこちらのコメントにある通りです。



結果このMVは大好評を博しました。

またその衣装を着た姿も、彼女のファン以外の人々には、小倉唯のアイコンとして強くイメージの中に刻み込まれているようです。

これが、当初監督が考えた案だったらどうだったでしょうか。

映像はこちらです。


どうですか? クマの着ぐるみが出て来る、コントみたいな映像だったら…

多くの人にそこまで強いインパクトを与えなかったと思います。それどころか、駄作の烙印を押されていたかもしれない。

ここでも監督が「小娘タレントのくせに生意気な!」ということで唯さんの案を蹴ってしまわなかったから、うまくいったんです。

ナマイキ、という烙印を押されて才能を潰されていたら、今のマルチな活躍をする小倉唯はいなかったし、そもそも声優としてさえ失敗して消えていたかもしれません。

やはり、運に恵まれていたのでしょうかね。



ところで、そもそも「生意気」という言葉は誰に対して、どんな風に使われているでしょうか。

「女のくせに」「子どものくせに」「後輩の分際で」「平社員の身分で 」などなど…

要するに立場、身分が「下である」ということで、言う人が相手を見下している場合に使うものです。

しかも、人間関係に上下をつけた上で「下の者は上に向かって自分の意見を言ってはならない」という、封建的なルールを押し付けている場合に使われます。

即ちナマイキとすぐに口にする人は、人間関係をいちいち上下で捉え、他人を見下しがちで、封建的なものの考えかたをする人物だということ。

合理的・実際的に物事を考え処理するよりも、慣習因習に従うことを選んでいるということ。

そして他人を生意気だと言う人ほど、自分は高慢で傲慢、ひとの意見を取り入れることができない、頑迷な人物だったりするものだと思います。

そもそも意見の適否を、内容ではなくどの口から出たかで判断するのは不合理極まりないですし。

こういうタイプの人は、人を指導したり、ものを教えたり、チームを円滑に運営し活気あるものにしたり…

とくに何か新しいものを生み出したりする仕事には向いていません。

このタイプの人間の割合が多い集団は停滞して進歩が止まり、やがて衰えて行きます。

30年以上にわたる日本の経済や社会の停滞、衰退は、そんなところにも原因があるような気がします。

こういうタイプがあなたの近くにいたら、できることなら関わりを少なくするようにした方が何事もうまく行き、人生ハッピーになります。

自分が「あいつ生意気」と思ったり、口にしたりしがちなタイプの人間だと気づいたら…

向上心があるならば、それを禁句にするよう心がけた方がいいと思います。

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