息子に彼女が出来た様子であること、前の記事で書きましたけれど、とりあえず非表示にしています。
うちの家族は私のブログを見ないんですけれど、万一、どこかの誰かから息子にご注進が行って…
本人が見ないとも限らないので。
私としては、温かい目で見て、応援するつもりで書いたのですけれど…
息子に、自分をからかっているとか、バカにしているとか誤解されてしまったら困るので。
今までも、想像もしなかったところから思わぬ人にご注進が入って、その人が私も思いがけない反応をして…
その結果、また別の人にご迷惑がかかったことがあったので、一応トラブルは未然に防ぐということで。
ところで、いま週刊文春、デジタル週刊文春が連続して記事にしている…
自民党の木原誠二内閣副官房長官の、夫人にまつわる重大な疑惑について…
ご存じの方が、どれぐらいいらっしゃるでしょうか。
木原氏といえば、岸田総理の側近中の側近、懐刀とか、陰の総理などと呼ばれるほどの権勢を誇る人。
東大法学部から財務省に入り、そこから自民党の衆院議員になったという、超エリートです。
岸田氏がアメリカ訪問をして、記者の前でスピーチをしている最中に、後ろに立ってポケットに手を突っ込んで…
胸を反らせて、不敵な表情で眺めていたのが「傲岸不遜だ」などと、ネットで炎上したこともありました。
文春によれば…
この夫人、木原氏と出会う前に結婚し一子をもうけていて、その前夫が「自死」しているのですが…
その際、この死を不審死として警視庁の捜査一課が動き、夫人を重要参考人として取り調べていたそうです。
自死の方法や状況を、法医学の専門家が「全く不可能ではないが、極めて不自然」としたことによるようです。
その捜査がなぜか打ち切りになり、事件性の全くない「自死」ということで片づけられてから…
かなり長い時間が経ってから、2018年に再び捜査一課が動いて「再捜査」が開始されました。
このこと自体が異例の案件で、もとの事件が、ただならぬ性格のものであることを物語っているのですが…
再捜査も、現場が困惑するほど突然に、再度の捜査打ち切りになってしまった。
その捜査打ち切りの背景で、木原氏が動いていたのではないか、という疑惑です。
これは文春だけのスクープで、当初、木原氏側は「事実無根」「告訴する」と言っていたのですが…
その後、第二弾、第三弾、第四弾と報道が重ねられるごとに、当時の捜査関係者の驚くべき新証言や…
新たな状況証拠が出て来て…
しまいには、捜査妨害を示唆する木原氏の音声データなどまでが出てしまいました。
そして木原氏とその周囲は一転「沈黙」して、今に至るまで、告訴などが行われる様子はありません。
しかも、YouTubeチャンネルなどは別ですが、マスコミにはどこも後追い取材、報道するところがないという…
なんとも言えない、異様な事態になっています。
ことが、未来の首相候補とも言われる人物の夫人が、〇人に関与しているかもしれないという事態なのに。
木原氏、あるいは政府自民党から各マスコミに圧力がかかっているのか、それとも例によって「忖度」なのか。
告訴の気配が消え、何を言われても「完黙」になってしまったのは、正面から争ってことを大きくした場合…
その先に予想される結果よりも…
無視してそのまま時間が経てば、いずれ国民は忘れてしまう。そのほうが得策だという判断なのでしょう。
しかしこの件について、メディアの前、国民の前で会見をして、はっきりとした否定の言葉を述べないのは…
一政治家としていかがなものでしょうか。
「たかが週刊誌風情の報道」というところなのでしょうけれど。
でもここまで大量の、関係者の証言や状況証拠が出て来て、限りなく黒いグレーの疑惑がかけられている以上…
しかも、ことが〇人事件という、最も重大な犯罪の疑惑である以上…
自分の家族の名誉を守るためにも、はっきりとした態度をとるのが、彼の義務だと思うのですが。
もしも仮に、本当に木原氏やその周囲が捜査の妨害を行ったのだとしたら、到底許されないことですし。
自民党の有力者のコネがあれば、人を故意かつ計画的にあやめても罪にならない、などということになったら…
この国は、法治国家などでは全くない、人治国家…というよりもむしろ…
「無法国家」であるという実態が暴露されるわけですから。
夫・父である一個人としても、国会議員としての責任からいっても、はっきりと意見を述べて…
正面から堂々と、文春と対決するのが、当たり前ではないかと思うのです。
なぜ逃げるような振舞いをするのか。
私たちから隠されている「日本の闇」が、どれだけ深いのか(あるいはそんなもの存在しないのか)を…
見極めることが、この事件を通して可能であるように思います。
また同時にこの国のマスコミ=テレビと新聞が、どうしようもないほどのヘタレで、全く信用に足らないものなのか…
それとも、まだ少しはジャーナリストの良心や、報道機関としての機能が残っているのか。
見極めるためのリトマス試験紙にもなる、事件だと思います。
もし…もしも本当に、政府の中枢にいる人間なら〇人事件さえも握りつぶすことができるような状況で…
それを国民も見て見ぬふりをするようなことがあったら、その影響は、大衆の意識の表面には出て来なくても…
いずれこの国の人間全体の、倫理感、道徳観の崩壊へとつながると思いますよ。
まさに、魚は頭から腐る、というやつです。
今後の推移に注目したいです。