可愛い女の子が好きな女性はけっこう多いと思います。
それはLGBTQ+がどうこうというような話とは全然ちがって…
ストレートの女性でも、綺麗な女性や可愛い女の子を見て喜んだり、憧れたり、癒されたり、普通にしているということ。
そうじゃありませんか?
特に若い世代や、気持ちが若い中高年の方には、それを自認している人が多いかと思います。
たとえば私の妻は、女優の清原果耶さんの大ファンです。
清原さんは、21年度下半期のNHK朝ドラ『おかえりモネ』でヒロインを演じた人で…
2002年1月生まれの20歳。うちの息子(2001年生まれ)と学年が同じですね。
今は日テレ系日曜夜10:30~のドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』で主演を務めています。
(清原さんのオフィシャルInstagramより)
妻は彼女のドラマを欠かさずチェックしていて、画面に出て来ただけで「かわいい!かわいい!」と大騒ぎです。
「果耶ちゃんが私の娘ならよかったのに!」とか…
私が男だったら彼女にしたい、いや結婚したいと。笑
妻が変人というより、私の知る限り、そういう女性は決して珍しい存在ではなく、当たり前にいるようです。
女は美しい女に対して、ことごとく嫉妬するものであり…
美しい女は皆「女の敵」として同性から嫌われるもの、というのは、むしろ男性の思い込みなのではないかと。
もちろん、本当に同性から嫌われる女性もいますけれど、そうでない女性もいる。
どこに違いがあるのでしょう。
ちなみに、私の「推し」である小倉唯さんにも、たくさんの女性ファンがついています。
唯さんは、地金の部分では仕事人間で、後輩の面倒見がいい、一種「親分肌」なところがあるようです。
(後輩と食事したときの、相手に気を使わせない「スマートなおごり方」に感心する人が多いです)
でも、表に打ち出しているパブリックイメージは、女の子らしくて「女子力」も高い、可愛いタイプ。
27歳になっても、舞台衣装にはフリル、レース、リボンといった「王道アイドル」的なギミックを多用していて…
舞台装飾なども、ファンシーな世界観でいっぱいなことが多いです。
(うんと若い人には「そろそろアラサーのおばさんなのにイタイ」と評する人もいますが)
まあ、見た目「ブリブリ」な雰囲気を醸し出している、ともいえるし…
実際にファンサービス、ひとつの芸として、ウインクして見せたりということをよくやっています。
なので、唯さんの「現場」をよく知らない男性は…
小倉唯のファンはほぼ全部が男、コンテンツを見ているのも男ばっかり、と思い込んでいるみたいです。
女性にウケる女性というのはタカラヅカの男役みたいな…
見た目ボーイッシュだったり、振る舞いもサバサバとした男っぽい人だけ、という思い込みがあるのでしょう。
ところが、実際に小倉唯さんのライブに行ってみると…
女性一人や、女の子同士で連れ立って来ている人がたくさんいて。
特にファンクラブイベントなど、男性ファンが盛り上がって暴れて「怖いこと」になる可能性が低い現場では…
4割近くが女性ファンだったりします。
唯さんのYouTube動画のコメント欄にも、女性からの書き込みが非常に多い。どうかすると半分くらいある。
もちろん唯さん自身が女性ファンを特別大切にして、増やそうと意識的にやっているところもありますが…
(女性がひいきされているとひがむ男性ファンもいるほど)
それでも女性に嫌われたり、敵視される要素があったなら、そんなにたくさんの女性ファンはつかないでしょう。
どこが「同性に嫌われる女」との違いなのでしょうか。
私は女性的なところのある男ではありますが、心が本物の女性、というわけではないので…
確信を持って言えることではないのですが…
「男に媚びて、モノにして、射止めた獲物であるところの、その異性にぶら下がって生きようとする」
という「男頼みの人生」を充実させる意図が、透けて見えるか、そうでないかの違いであるような気がします。
唯さんの場合、自分自身がひとりのプロフェッショナルとして、また人間として向上しようという意欲…
自分の力で自分の人生を切り開き、それを貫徹しようという意志が、すごく強く感じられます。
そのためには、苦労や努力をものともせず、色々なものを犠牲にすることも厭わない。
そういう「自立した女」のかっこよさに、憧れるのだと思います。
「媚び媚びぶら下がり女」と「本質的に自立した女」との違いは、もしかすると男性には見分けがつきにくくて…
同性だからこそ、どちらに属するのかを見破ってしまうのかもしれませんね。
フリル、レース、リボンといったギミックや、ファンシーな世界観にしても、男性ファンに媚びるためでなく…
唯さんの場合は『小公女セーラ』=お姫様的なものに憧れた幼児期から、アラサーに近づく今に至るまで…
ファンシーな世界観が心から好きで、本当に表現したいものなんだというのを、女性だからこそ見抜けるのかも。
おしゃれというのは「異性の目を引いて好感を持たれるため」に、他人目線でするものと…
「自分が好きな服を着たい」という自分目線でするおしゃれと、大きく二手に分かれますからね。
あとは唯さんの場合、自分だけが男性の目を引いて「抜け駆けしよう」ということではなくて…
ファンの女の子たちと一緒に「みんなでかわいくなろう」という方針を、はっきり打ち出しているから…
「唯ちゃんみたいになりたい」という憧れの対象になり得るのでしょう。
そんな女性ファンたちにとって、唯さんは「かわいいの教祖」的な立ち位置であり…
また、自分の人生の道しるべ、目標みたいなところがあるように見えます。
だから唯さんの女性ファンは、彼氏ができても、結婚し、子どもができてママになっても、離れることがないです。
それに対して、私自身が観測していても、ツイッターなどに生息している男性ファン、とくに若い男の子は…
ここ数年でいなくなってしまった人が多いです。
察するに男性ファンは唯さんの見た目や若さ、表面的な部分だけを気に入って…
それ故に、しばらくしたら飽きてしまったり、もっと若い他の人に「推し変」したり…
彼女ができたら、あっさりファンをやめてしまったりしたのだと思います。
でも女性ファンのほとんど全部が、変わらず、ずーっとそこにいます。
男性ファンはかなり流動的な存在であるのに対して女性ファンは「岩盤支持層」になりやすい。
唯さんは、いい意味で、優れたビジネスウーマンでもあるので、そのあたりをちゃんと分析していて…
だから男性から「ひいき」と取られるくらい、女性ファン向けサービスに力を入れているのではないかと。
そのはっきりした例が、唯さんがいつもやっている「コスメ紹介」と「ヘアメイク指南動画」です。
コスメ紹介に関しては、LINE LIVEなどの動画イベントがあるときに、必ずと言って良いほどやっていましたし…
動画付きネットラジオ『ゆいしょ!』が始まってからは、番組中のコーナーとして毎回やっています。
コスメやヘアメイク、洋服の話は、女性ファンからのリクエストで取り上げることもありますが…
頼まれなくても、自ら差しはさんで、長々とやることがしばしば。
男性ファンは、その間、完全に置いてけぼりです。笑
女性タレントだからといって、男性ファンに媚びたことばかりするのは、浅はかなのかもしれませんね。
同性に支持されてこそ長続きする。それをよくわかっているのが、本物のプロなのでしょう。
逆に、男性タレントも、女性ウケばかり狙っていては飽きられるのが速い…
かどうかは、ちょっと疑問です。
ジャニーズタレント(元も含め)など、男性アイドルの女性ファンは…
やはり、結婚しようが子持ちになろうが関係なく、息長く推している人が多いですからね。
女心と秋の空、というのは、男性社会の男性目線でできた言葉で…
実は、比較すると女性の方が、男性よりも浮気性でない……のかな。
ということで、今日の動画は…
1.唯さんが「ドすっぴん」からの「リモートワーク用簡単メイク」をファンに向けて指南しているYouTube動画。
2.日焼け止めだけ塗った段階から、撮影用のフルメイクを自分でする動画。
この二つです。事務所などが作ったものではなく、完全に唯さんのプライベートチャンネルです。
撮影も編集もアップも、すべて一人だけでやったもの。
使っている化粧品のメーカーと品番から、細かいテクニックまで、すべてが開示してあって…
「唯ちゃんみたいになりたい」女性ファンからは、具体的かつ丁寧で、分かりやすいと大歓迎されたものです。
男性ファンにとっても、唯さんの動くすっぴん姿を見られる、という貴重な機会でもあり…
また、ヘアメイクの威力というのがどれほど大きいものか、お化粧でどれだけ顔かたちが変わるか、という…
女性の「変身ぶり」とその変化の過程をつぶさに見れる、とても勉強になる?動画でした。
ただ、ほとんどの男性は退屈で見ていられないと思いますので、途中は飛ばして…
「ビフォーアフター」だけご覧になるのがいいかと思います。
どうぞ。
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