母親が逮捕された。
理由がなんであれ、あってはいけないことだ。
しかし、ニュースを見て、なぜか、私は、母親を理解できなくはない気持ちでいる自分に、気付いた。
子供が小さい時、夜泣きとか、反抗期とか、毎日毎日、どうしたらいいのかわからなくて、出口のないトンネルを歩いているような気分だった。
「虐待」とかって言葉が、使われ始めた頃。
「虐待」する人の気持ちが、解ると思った。
もしかして、私のやっていることも、「虐待」?と思った。
泣き止ませようと、背中をトントンする手に力がこもって、ビシバシたたいていた。
あたらないように気は付けていたが、お皿や、靴や、椅子まで投げた。
大きくなって、思春期の反抗期になったら、今度は、私のほうが暴力ふるわれるだろうと思っていた。
今になって、あのころ、なんとかやり過ごして、ここまで来られてよかったと思う。
今になって、子供を産んで育てて、という体験をさせてもらえて、ありがたいと思う。
今になって、子供とどっぷりの時間って、結構短い期間だったんだと分る。
でも、その時は分らない。
分らなくて、あたりまえ。
今も、あの頃の私のように、出口の見えないトンネルの中を、自分ひとりで、永遠に、歩かねばならないと感じている母親達が、きっと、たくさんいるのだろう。
私には、何かできないのだろうか。
理由がなんであれ、あってはいけないことだ。
しかし、ニュースを見て、なぜか、私は、母親を理解できなくはない気持ちでいる自分に、気付いた。
子供が小さい時、夜泣きとか、反抗期とか、毎日毎日、どうしたらいいのかわからなくて、出口のないトンネルを歩いているような気分だった。
「虐待」とかって言葉が、使われ始めた頃。
「虐待」する人の気持ちが、解ると思った。
もしかして、私のやっていることも、「虐待」?と思った。
泣き止ませようと、背中をトントンする手に力がこもって、ビシバシたたいていた。
あたらないように気は付けていたが、お皿や、靴や、椅子まで投げた。
大きくなって、思春期の反抗期になったら、今度は、私のほうが暴力ふるわれるだろうと思っていた。
今になって、あのころ、なんとかやり過ごして、ここまで来られてよかったと思う。
今になって、子供を産んで育てて、という体験をさせてもらえて、ありがたいと思う。
今になって、子供とどっぷりの時間って、結構短い期間だったんだと分る。
でも、その時は分らない。
分らなくて、あたりまえ。
今も、あの頃の私のように、出口の見えないトンネルの中を、自分ひとりで、永遠に、歩かねばならないと感じている母親達が、きっと、たくさんいるのだろう。
私には、何かできないのだろうか。