新宿にロックという行きつけのバーがあった。
遥か昔新劇の俳優に初めて連れて行かれ、いわば私の新宿デビューだった。
そこは新劇の役者や新鋭作家が屯していて、単一で行ってもすぐに誰かと打ち解け、酒好きで寂しがりやの私には恰好の場所だった。
すぐにハマり独りでよく通ったものだ。
50がらみの大ママと鈴を転がした可愛い声のお嬢さんが店を切り盛りしていたが、
”勝手に呑んでいって”と客への扱いが少々ぞんざい、そこが満更お客に気を使わせない自由感が居心地のイイ場所だった。
デビュ前の松田優作がバーテンのバイトを始めたのも通い始めて程なくしてだ。
時は流れた、
ロックの仲間もずいぶん世を去った、優作を始め岸田森さん草野大吾さん思い出したらきりがない。
ひょっとしてあちらに行ったほうが私も友達は多いのかもしれない。
昨夜、大ママの通夜帰りにそんなことを想像していたら、
あちらに行くのもあながち悪くないかな!?って思ったよ(笑)
大ママは享年89才、神式の葬儀だった、お嬢さん(二代目ママ)の涙が空しさを誘った。
遥か昔新劇の俳優に初めて連れて行かれ、いわば私の新宿デビューだった。
そこは新劇の役者や新鋭作家が屯していて、単一で行ってもすぐに誰かと打ち解け、酒好きで寂しがりやの私には恰好の場所だった。
すぐにハマり独りでよく通ったものだ。
50がらみの大ママと鈴を転がした可愛い声のお嬢さんが店を切り盛りしていたが、
”勝手に呑んでいって”と客への扱いが少々ぞんざい、そこが満更お客に気を使わせない自由感が居心地のイイ場所だった。
デビュ前の松田優作がバーテンのバイトを始めたのも通い始めて程なくしてだ。
時は流れた、
ロックの仲間もずいぶん世を去った、優作を始め岸田森さん草野大吾さん思い出したらきりがない。
ひょっとしてあちらに行ったほうが私も友達は多いのかもしれない。
昨夜、大ママの通夜帰りにそんなことを想像していたら、
あちらに行くのもあながち悪くないかな!?って思ったよ(笑)
大ママは享年89才、神式の葬儀だった、お嬢さん(二代目ママ)の涙が空しさを誘った。