あれから55年・・アンヌのひとりごと

ズバリ!団塊の世代。ひし美ゆり子のブログsince・06・1・14

夕べの雷・・50余年前の落雷・・

2008年08月29日 13時41分41秒 | 地谷子のひとりごと
夜半の雷豪雨、ビカッ!ドドドドドド・ドス~~~ン!
窓ガラスが揺れた、ベッドも揺れた・・
なのに、最近の私ったら図々しい、しぶとい、夢現つ状態、
大花火大会か映画の戦闘シーンを観ている1ギャラリー、
取り立て目を覚ましたりはしなかった。

朝寝坊した私の第一声・・
「夕べの雷すごかったねぇ」
居間じゃ夫が食事中・・
「怖かったよ、外に居たんだけど稲妻で眼をやられるかと思った、
 こんなの初めてだよ」
そこへ次女が・・
「怖かったね~、雷落ちるのじゃないかと眠れなかったよ」

テレビの報道では・・
我が家の調布・三鷹界隈はけっこう落雷やら被害がでたみたいだ。
あれほど雷が嫌いだったのに最近の私の図太さは、
どうしちゃったんだろう?既に人生の二巡目を迎えたからかな~?


中野の生家に雷が落ちた。
昭和26年夏・・
当時のラジオは木製縦長で彫刻模様を施したずっしりとしたもの、
応接間に置くほど立派な代物だった。

夕立だ・・
母はあわてて洗濯物を取り込んだ。

姉がラジオをつけたままうたた寝してた。

私は廊下でガラス越しに稲光りを見た、途端ドーーーーン!

姉が大声で叫んでいる。

すわと母が応接間に走った、
火だるまになったラジオをヒョイと持ち上げ庭に投げ捨てた。

私がまだ4歳だった、雷が落ちることも初めて知った、
ありありとあの時の光景は憶えている。


何年かして
”火事場の馬鹿力” っていう言葉に反応したのは、あの時の母の姿。
昔のお母さんってつおいよね~!


あの母が今朝起きて来て夕べの雷について何も反応がなかった。
最近耳が遠くなったせいかな??