【動画紹介】♬5月12日生まれの作曲家♬

☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
　ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね！

　1845年5月12日に生まれたのはガブリエル・フォーレ（1845-1924）です。
　父は師範学校の校長で、フォーレは学校の礼拝堂で演奏されるオルガンと合唱に親しみながら育ちます。

　1854年にパリの古典宗教音楽学校に入り、グレゴリオ聖歌やルネサンス期の音楽を学び、ピアノ、オルガン、作曲を習得します。
　卒業後は、パリの教会でオルガン奏者として活動を始め、サン＝サーンスと知り合ったことで1871年には国民音楽協会の一員となりました。

　1861年頃から歌曲集が出版されたり、ヴァイオリン・ソナタ第1番が初演されて好評を得るなど、作曲家としての知名度が上がります。
　フォーレは彼の才能を高く評価した愛好家たちの開催するサロンのために作曲したり、そうした場で名の知られた社交界の歌姫たちと知り合うことで、上流社会のサロンでの名声を高めました。
　また、当時人気のあった詩人ヴェルレーヌと出会い、彼の詩に作曲した歌曲の数々はますますフォーレへの評価を高めました。

　1896年には、マスネの後を引き継いでパリ音楽院の作曲法と対位法の教授になり、ラヴェルをはじめとする優れたフランスの作曲家たちを輩出します。
　フォーレは1909年にアカデミー会員となり、レジオンドヌール勲章のコマンドゥールに叙任され、オペラや舞台音楽、室内楽の作曲に取り組みました。
　晩年は聴力を失っていきましたが、創作意欲が衰えることはなかったといいます。
　彼の死に、フランスは国葬をもって哀悼の意を表しました。


♬5月12日生まれの作曲家♬


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