エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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環境に優しいと・・・

2007年03月31日 10時30分59秒 | 徒然日記の50
4月22日に開催されるツインリンク茂木で行われるインディーカーレース。
ちょいと問題が起きている。

最近のカーレースはF1を含め環境問題に対して気を配っている。ホンダF1のアースカラーだけではなく、2輪の2サイクルエンジンの禁止など色々。

インディカーシリーズは長年メタノール燃料を使っているが化石燃料からのものを止めてバイオエタノールに切り替えている。昨年は聞かなかった話なので今年からそうなったんだろうと思う。

アメリカにはオープンカーレースでは2つの大きなカテゴリーがあり、一つがチャンプカーでもう一つがインディーカー。
チャンプカーは北米版のF1でオーバルコース、市街地コースにサーキットと全てのコースを走る。
インディーカーはオーバル専用で楕円のコースを延々と走る。

どちらも共通しているのは古くから燃料としてメタノールを燃料としていること。
メタノールを使うメリットとして、メタノールは水をかけて消化ができること。
デメリットは火が出ても火が見えないということ。消しやすいが分かりにくいという特性がある。
インディカーは最高速において世界一速いので万が一のときのリスクを抑えるためにメタノールが使われているわけだ。

しかしこの燃料がバイオエタノール(植物性アルコール)に変わったことにより、これまでガソリンにかかっていたガソリン税ではなく、酒税がかかってくるらしい。その額なんと2000万らしい。これが酒税と言うことで結構笑える。

悪法高い二重税で有名なガソリン税。1KL(1,000リッター)あたり48,000強の税金がかかる。
これに対してバイオエタノールは分類でいくと特定アルコールに該当するそうです。
しかしアルコールには違いない(バイオエタノールは基本的に飲める)のでアルコール度数によって税率が変わってくる。
最新の税率では18パーセント以下は色々あるみたいだけどそれ以上のアルコール度数は1度につき1パーセント上がるようになっているみたい。
つまり1KLのエタノールには100万もの税金がかかってくる。う~ん・・・

普段飲んでいる酒がいかに高い税金がかかっているか良く分かる話。
同じ1000リッターで4万で済む工業用と100万払わねばならない食用のアルコール。
ちょっと考えちゃいますね。

んじゃあ環境のためにバイオエタノール使うのに、環境に優しいのに余計に税金取られたりする矛盾はどう解釈すればいいんでしょう?

それとも飲み物粗末にしやがって何が環境だ?その罰だ。税金払え!って言うんでしょうかね?
お役人のやることは良く分かりません。

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