さいたま市西区で6日、女性(60)を刺し重傷を負わせたとして殺人未遂容疑で逮捕された男が、事件直前、最寄りの埼玉県警大宮西署を訪れ、「人を殺してしまうかもしれない」と伝えていたことがわかった。署側は「危険はない」と判断し、男を親族に引き渡していた。
同署は11日、女性の家族に経緯を説明し、「不手際があった。反省している」と謝罪した。県警は12日、検討委員会を設け、問題点の調査を始めた。
男は無職佐藤武広容疑者(61)。県警によると、佐藤容疑者は6日午後0時15分ごろ、自宅から約1キロ離れた同署を訪問。対応した当直長の男性警部に、隣家の女性の名字を挙げながら「殺してしまうかもしれない。留置場に入れて」と訴えた。「(隣家から)低周波の電波が飛んでくる。殺される」とも話したという。
当直長は、態度や口調から危険性はないと判断し、市内に住む義兄に連絡して午後2時半ごろ佐藤容疑者を引き渡した。しかし、佐藤容疑者は義兄宅から自宅に戻り、包丁を持ち出して隣家に侵入。同4時50分ごろ、屋外に逃げた女性の背中を包丁で刺したという。駆けつけた警察官が取り押さえた。女性は1カ月の重傷を負った。
森田章署長は取材に、佐藤容疑者を帰した理由を「落ち着いており、口調から、実行に移す雰囲気はなかったため」と説明。女性の容体が安定するのを待ち、刑事課長らが11日に女性宅を訪れ、家族に謝罪したという。
県警は、佐藤容疑者を保護しなかった判断の是非や、事件を防ぐ対応を取れなかったかなどについて調査を進める。女性の夫(65)は取材に「わたしたちに少しでも注意喚起してくれれば、刺されなかった」と話した。(藤波優、浦野直樹)
「女性が低周波で私をいじめてくる」殺人未遂容疑で61歳男を逮捕 大宮西署
産経新聞 5月8日(水)10時13分配信
近所の女性を包丁で刺したとして、大宮西署は6日、殺人未遂の現行犯でさいたま市西区の無職の男(61)を逮捕した。
同署によると、男は容疑を認め、「女性が低周波で私をいじめてくる」などと意味不明のことを供述しているという。
逮捕容疑は6日午後4時50分ごろ、近所の家の庭先で、近くに住む女性(60)の背中を刃渡り約12センチの包丁で刺し、殺害しようとしたとしている。女性は重傷だが命に別条はないという。
女性が倒れているのを発見した近所の住民らが119番通報した。
この記事の主題は”事件直前、最寄りの警察を訪れ、「人を殺してしまうかもしれない」と伝えていた男を警察が”、態度や口調から危険性はないと判断”して、「危険はない」とし、親族に引き渡し返らせた後、隣人の女性を刺し重傷を負わせた”と言う、警察の不手際である、が、それは警察官でなくとも、こうしたサイトを見たことのないような、低周波音被害者になったことのない様な、ほとんどの人にとっては”低周波が殺人の動機”になる等と言う話は全く理解できないであろうから仕方ないと言えばそれまでで、切迫感が伝わらなかったのも無理からぬ事であろう。
だが、もうかれこれ10年近く前に東北の方で、隣家の室外機の低周波音被害で騒音源である機器を壊し措置入院をさせれてしまった人が居たが、そのときは低周波音被害について警察が「これこれの人が居て、その人が先生の名前を言うから連絡したが…」汐見先生に電話してきたと言うことで、大事に至らなかったが、こうした情報は全く共有されないのが警察と言うところであろう。
ただし、「(隣家から)低周波の電波が飛んでくる。」とか、「女性が低周波で私をいじめてくる」言う言葉だけでは、#低周波音被害#の何たるかを知らない人にとっては全く意味不明で、精神異常としか思えないであろう。
その人にとっての#低周波音被害#の「原因」は何であるかは解らない。仮に解ったとしても、どうしてそれが原因になるかは、関係者でもなかなか解るモノではない。ましてや警察などには簡単に解るモノではない。単に結果として逮捕をするだけでなく、何故そうなったか原因を調べて前例としてもらいたいモノである。
少なくともその時の「彼」の気持ちは、普通の警官と言うよりほとんどの警官は、それが人を刺す様な状況であったのかは全く解らないであろうが、「当直長」が解っても解らなくても話だけでも丁寧に聞いてあげればこうした問題にまではならなかったであろう。
ただ、こうした事件で低周波音被害とか電磁波被害がどうしたモノかよく解らない殆どの人から、そうしたことを喚いている人は”みんなおかしい”のかと単純に思われるのは問題だが…。
黙殺の音 近隣騒音で殺人or殺人未遂or 傷害