”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」

2018-05-03 09:51:22 | 騒音被害

  このところ思うところ多々あり。意外に結構多い。以前のことがドンドン脳から消えていく。日ごとに脳が弱く、と言うより悪くなっていくのを、ヒシヒシと感じる日々だ。脳の神経が「ピチ、ピチ、ブチ、ブチ、…」切れ、脳細胞は「ブチ、ブチ」と潰れるのか、「スーッ」と消えていき、時間をかけて調べないと解らない。

 でとうわけでもないが「事の成り行きを平静に述べられるまで少し時間を置くかな」などと思っていると、事の「詳細」の記憶は「スーーーー……」とほとんど消えてしまう。 

 まー、人様は「忘れるようなことならたいしたことじゃないの」などと思うであろう。確かにそうだろうが、実はそれが中身の詳細は忘れるが、「題名」だけはしつこく結構長く脳に残り、実に不愉快きわまりない。

 「小説で重要なのは細部である」とか言うような言葉が有ったような無いような気がするが、確かに細部が無ければ、ほとんどの小説など1ページも要らず、下手すれば数行で済んでしまうかもしれない。それでは「話」にならない。 

 その”題名”だけでも他人様に伝え様かとでも思っても、いざとなると、「ええー、あれが、ー、……」で、自分の話は前置きが無茶苦茶長いくせに他人には気短な妻は「で、要は、何それ?」「解らない」「結論を言って」と来る。多分こういうことで夫婦の会話は無くなるのだろう。


 まー、一般的な内容の話なら、普通の年寄りでも、いくつかキーワードだけは思い出せる。で、「三人寄れば文殊の知恵」で誰かが思い出す。しかし、今は、その中にスマホを持っていて、尚且つ「使える人間」が居り、しばし待てば、何せ、検索ワードを打ち込むのに時間が少々かかるのだが、「そう、そう」となるり、場は盛り上がり、話は続く。 

 とは言え、一般的でない話、例えば、低周波音問題などに関しては、他人様が自分の言いたいことを思いだしてくれる様な人はまずいない。

 で、まー、内容の正確さ、構成などはひとまず置いて、脳に記憶の余韻がある内に、少しでも書き留めて置かないと、全て忘却の彼方になってしまう、と今回は思った訳。


  今朝(18/05/03)午前6:25、遅めの(最近は5時起き)TVのスイッチを入れたらNHK総合が映り、18歳くらいの女の子が、BOSEのQuietComfort(QC)とおぼしきもの(イヤフォーンではありません、今時はこれらをヘッドホン(HP)という)をしようとしているではありませんか。これを耳に挿すには、慣れても少し要領が要るのですが、ガサゴソと少し時間が居るのです。ここを撮ったのはNHK意外とやります。すぐさまビデオ録画を開始しました。

 番組内容は、いやー、便利というと申し訳ないが、すごいサイト(JCC株式会社)が有るモノです。 


  2018/04/30  NHK総合 【発達障害キャンペーン・“普通”って何だろう?】

 ASD“感覚過敏”

 大学1年生の河高素子。
発達障害の特性のひとつ「感覚過敏」があるため、光や音の刺激が苦手。
強い光は目に刺さるように感じるため、メインの照明は取り外している。
特に苦手なのが音。
中でも苦手なのがスーパーマーケットだという。
蛍光灯の音、冷蔵装置の音など音の洪水にさらされているようだという。
店内にいられるのは15分が限界。
他の人には普通のことでも、実はとても疲れてしまう。
そのことは周りに人にはなかなか理解してもらえない。
そんな河高に押し寄せる様々な音。
それらからどうやって身を守っているのか。
外出するとき、必ず使うのがノイズキャンセリングイヤホン。
これをつけると周囲の雑音がカットされ、聞きたい音に集中できるという。
大学生の河高は、講義の声を確実に聞き取るため、入学前に大学に申請し授業中もイヤフォーンをすることを許可してもらった。
イヤフォーンをしているのは、相手の話を聞きたいから。
そのことを周りの人に少しずつでもわかってもらいたいと思っている。


 この短い時間(5分間)では主に”聴覚敏感”が採り上げられていました。彼女は家を出る前に耳に入れて、大学に行く。授業も受けるらしいし、事務所的な所にも行くのだろう。

 授業は許可を得たと言うが、”普通”の所では「イヤフォーンをとれ」とか言われる様だ。今時は授業中も、他人と話す時も付けているのが少なくないそうだから、”普通”の人からすれば、いつもHPをしている彼女は”普通”では無いわけだ。

 彼女の”障害”は先天的だそうだ。だが、スーパーが騒音が耐えられないなどは、低周波振動被害者が持つ感覚と、同じとはい合わないが、よく似ている。

 だが低周波振動被害の様に後天的だと障害者とはならない。まー、私としては、「身体障害者手帳」を貰っても良いのだが、これは、その障害が、命と直結するとか、概観からはっきり障害が解るようなモノでなくては難しい様だ。更に、低周波振動被害者が障害者になるようなことは絶対無い。何故かって低周波振動被害等と言う事実は無いとしているから、そが原因となって被害が生じることは無く、ましてや障害が生じることは無い、とするのが、現在の科学的知見と言われているモノで、”普通”なのだ。


  そうそう、警官もイヤフォーンを付けているが、それは片方。片方だけでないと警官でなくとも外の音がよく聞こえない。特にQuietComfortのノイズキャンセリング効果を発揮するには、「耳栓的に両耳を塞いでしまう」ことが必須である。

 即ち、音楽を聞くとか、TVのイヤフォーン代わりに使うなら、外部からの雑音が入らず、低音も響いて、下手なステレオ以上で、なかなかのモノである。故に3万円なにがしかも仕方ない。何はともあれこれが私の第二の騒音アレルギー、「犬の吠え声」(これについてはまた別に)から命と言うより、心を救ってくれたことは確かであるから。

 が、教室で先生の話を聞くとなると、そもそも的に、耳栓をしているわけだから、全体の音量はかなり落ち、近くの生徒の無駄話が聞こえなくなると同時に、先生の講義も聞こえにくくなるはずだが、どうなのであろう。

 だって、外から聞こえてくる音は、人間の耳にはそれぞれに違って聞こえるが、物理的には、騒音も、先生の話も、「音的=科学的」には、人間が感知するであろうはずの、単なる「空気振動エネルギー」に過ぎない。その音が「単なる雑音」か「先生の授業」かを判断することは「音色」を区別しなくてはならない。QCにはこれはできない。”平等に消音”する。

 これを道路など動くモノが同時に存在するところで使うことは非常に危険だ。自転車に乗って使えば、普通のイヤフォーンでも十分危険。歩いていれば無茶苦茶危険。所謂「気配を察する」事が出来なくなってしまうからだ。「気配」の”八割方は音”らしい。昔のチャンバラ映画を観ていれば解るよね。「息を殺して、後ろに回れば、勝てる。人間には後ろに目は無い。

 戻るが、BOSEはやっておりましたね。人間が状況により消音状況を変えるようなことを。QuietControl 30 wireless headphones。


  現在の所、理工学的発想に基づく科学的な理論から作れている騒音規制には、音に於いて唯一人間的であるはずの「音色」は考慮されていない。そこにはその音が嫌な音であるかどうか、聞きたくない音であるかどうかなど人間の感覚の機微にまつわる部分に対する考慮は全くなされていない。 

 くどくどしく言えば、考慮されるのは単に「聞こえるか。聞こえないか」だけであり、実はこの基準は耳鼻科も同じで、とにかく「聞こえれば問題なし」耳鳴りとかは病気では無いのである。そこで問題となるのは周波数は加味しても最終的には音の三要素の一つの「音量=dB」だけにすぎない。


 そこから、ここからが全く非論理的と言うより無論理的に、「聞こえない(はず)の音」は人間に「影響を及ぼすはずがない」と、飛躍する。

 と言うのが、日本はもちろん、ほぼ世界の科学知見に基づく、”騒音学会”的、科学的知見”らしい。当然ながら日本の環境省も周波数、音圧から「聞こえない音=低周波音・超低周波音」は人間の健康に被害を及ぼす事は無い、としている。

 即ち、低周波音で健康被害がある人はNHK的に言えば”普通”の人では無いのである。

 ま、ここらで不審に思った点をいくつかNHKに聞いてみたが、当然ながらここに記すような内容は無い。

 NHKではこの番組の再放送もあるのだが、サイトを見失いました。

 


  我が家の今の庭 ミカンの花、レタスの苗、つるバラ、エンドウ

 

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