初稿 2005-04-17 10:55:49
向かいの家に対して大音量で音楽を鳴らして、住民に不眠や頭痛などの被害を与えたとして、奈良県警西和署は11日、同県平群町若葉台、無職河原美代子容疑者(58)を傷害容疑で逮捕した。
調べでは、河原容疑者は2002年11月から今年3月にかけて、CDラジカセを自宅の勝手口付近に置いて、大音量で音楽をかけ、道路を挟んで向かいの家に住む無職女性(64)に不眠や頭痛、めまいなど1か月の治療が必要な身体的、精神的傷害を与えた疑い。
同署によると、同容疑者は勝手口の扉に穴を開け、そこにラジカセを置いていたという。同容疑者はひどいときには一日中、音楽を流し続け、音量は70デシベル以上に達していたという。同容疑者は、動機などについて黙秘している。
(2005/4/11/16:01)
2004/11/21に似たような事件で「約10カ月にわたって、隣家に向けラジオ放送を大音量で流し続けたとして、大阪府警東成署は29日、大阪市東成区中道、主婦玄政子容疑者(43)を傷害の疑いで逮捕した。」と言う報道をご記憶の方もみえるだろう。
http://blog.goo.ne.jp/anti4infrasound/e/7362a2bd66a152b759d9a2dc38e8654a
この種の事件で共通しているのは”容疑者”に自宅に一日中居そうな主婦が多い事だ。また、主婦でなくとも自宅に居続ける人間が”容疑者”になる可能性が高いという事だ。と言う事は”日常的に被害者にも”恐らく何らかの原因があるのでは無いかと言う事である。
逮捕の事実は報道されるが”容疑者”の動機や”被害者”の状況が報道される事は非常に少ない。事件の結果はもちろん重要ではあるが事件の背景と動機は更に重要である。この手の”事件”の追報がなされることはまずない。
常識的に考え、”被害者”に何の原因もないのに”容疑者”が一方的に「音の攻撃」をするはずはまず考えられない。必ずや”被害者”側に何らかの長期にわたる無意識的に「何らかの攻撃」があるはずである。それはしつこい犬の吠え声か、子供の叫声か、…、何らかの先行被害が必ずあるはずである、と騒音被害者意識満々の管理人は思ってしまう。ここらの事情は報道されない。報道だけ見た人間は勝手に”容疑者”がキチガイか何かかと思ってしまう。それも”常識”であろう。また、よしんば、”容疑者”がこれらの動機を述べたとしても多くの人間はそれを理解出来ないであろう。加害者にとってはこの世の全てのような動機もマスコミにとってはいつもそれは些細な動機なのである。ましてや警察に動機を話しても理解される訳はない。本当は「専門家」の登場なのだとは思うがそんなことは金輪際無い。それが騒音公害の問題である。
前回は90dBで、今回は70dBだそうだが、結局、音量などは関係ないのである。逮捕の理由は「個人が個人に音で攻撃をした事」である。
航空機や新幹線や道路騒音や工場騒音により「不眠や頭痛、めまいなど数年に渡るいや、一生治らない身体的、精神的傷害を与えた疑い」があっても、関係者は絶対に逮捕されない!!!
残念ながら今のマスコミ報道は「報道発表資料」を転載するのみでそれ以上の事を追っかけようとしない。あるいは問題を発展的に考えようとしない。これは単にこの問題だけでなく昨今の全ての問題に共通しており、全くの片手落ちの事実報道である。これは結果として体制べったりの報道となり、事の真実を歪めてしまう。
あの強烈なキャラクター(容疑者の)は、かなりの人の記憶や注目、話題になったと感じます。テレビでも、あのキャラクターが面白いから大きな取り扱いで、何度も何度も数字取りのため流してるような感じがしますが
今後もメディアが似たように音によって他人に迷惑を掛けられている、苦しみを与えられている被害者を取り扱うことで法案や司法で「音」によって他に迷惑を与えることに対して、なんらかの注目、条案ができたら
などと妄想しております。 ではでは。
”容疑者”の家庭は家族総倒れで大変なようである。騒音ではなく生活にぶち切れたのであろう。
監視カメラを何台も付けていたようである。単なる嫌味であるかもしれないが、近隣で相手が判明しているならこの方法は直接の役には立たないかも知れないがプレッシャーを与えるにはかなり有効ではなかろうか。
己の欲せざる所他人(ひと)に施すべし
毒を持って毒を制す
キチガイ犬の吠え声を録音してスピーカーでならす事を考えている。手作りの遅延ノイズキャンセラーとなるだろうか。