現在、開催中の通常国会で、「環境影響評価法(アセスメント法)」の改正案が審議される予定だ。戦略的環境アセスメント(SEA)の導入が主な改正点になる
法改正と並行して、環境省はもう1つの環境アセスメント制度改革を進めている。風力発電所を環境アセスメントの対象事業に加えることだ。環境アセスメントの対象事業は、アセスメント法の施行令で定めている。現状では、一定規模以上の火力、水力およびすべての原子力発電所は対象だが、風力発電所は対象に含まれていない。続きは以下を
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110216/105882/?P=1
検討会での最大の論点は、対象とする風車の規模要件だ。日本風力発電協会は「火力発電所と同じく15万kW以上を規模要件としてほしい」と要望。一方、日本自然保護協会はバードストライク(鳥の衝突)を配慮して、大規模な風力発電の約2基分に相当する5000kWを目安として例示した。ケタが2つ違う数字が選択肢として併存している。
「日本自然保護協会はバードストライク(鳥の衝突)を配慮して、大規模な風力発電の約2基分に相当する5000kWを目安」とするそうだが、”日本人保護協会”なるものが有るならば、”近くに造るならどんなに小さな風車でも1基からを規模要件”として欲しいモノである。でないと言うまでもないこと事だが、脱法がお得意のこの業界は、如何に採算規模的には難しくとも”小規模ウインドファーム”を乱立させる方法を考え出すだろう。