「理系・文系」と言うのは日経夕刊のコラム「あすへの話題」の16/6/2の題名で、宇宙飛行士の山崎直子氏が書いている。
理系、文系の違いについては元々は全く興味が無かったが、自分が低周波振動被害者になって初めてどうも理系的知識というか、考え方を知らないとどうも相手にされないのではと思うようになって初めて全く違う人種と言うより、違った思考法をする多くの人間が居ると言うことを知ったのだが、ここでは、「同じ理系でも、対象を観察して原理を探求する「科学」と、科学の知識を用いて目的を実現するための手法やシステムを作る「工学」とは思考が異なる。」という点だ。
そう、低周波音問題はここで言う、「科学」なのだが、現在実際には、「工学」の人間だけが仕切っている点に根本的な問題がある。
そして、「工学の思考は、…経済学などとも通じるだろう。そして、演繹的な数学の思考は、法学とも通じるところがあるだろうし…」なのだが、経済学的には「対効果」であろうし、対業者、事業者、法律的には行政、裁判官などには文系故に、必ずしも数字に強いわけではないので、数字を揃えると有効性が増す様に思われる。
これらのことを知ったとしても、具体的においそれとは行かないのが文系的被害者だが、とにかくこれらに対応しなくては、地獄から逃れるチャンスが無いのは厳しい話だ。