長くなりましたが、、、。
亀と鳥の写真撮ってね、久々に小さい池をみて帰ろうと思ったわけです。


写真2枚ほど撮って、そそくさと帰ろうとしたら、、、、、、。
「クックックッ!」って聞き間違いようのない声が聞こえた。

Σ(゜д゜lll) Σ(゜д゜lll) Σ(゜д゜lll)

人間って、有り得ない物をみた時にこうなるんだなって。
絶滅したと思った、ヒキガエル達がそこにいる。
あまりに不意だったので、涙をこらえられず、ちゃな、池の前で1人で泣いた ( ;∀;)
皆さん、笑ってくれていいけど、これ、ちゃなのここ数年で1番の幸せです。
落ち着いて、池の全面を凝視したけど、3匹確認出来ました。
多分、全部雄、ひょっとしたら1匹は雌かも。
ちゃなは近眼なので水底に寒天状の卵は発見できなかった。
このヒキガエル達は先発隊なのかな?
まだこれから何匹か参戦するのだろうか?
これだけの体格になって、繁殖に来るということは、少なくとも2年前には確実に
存在していたことになる。(雄の性成熟が大体2年くらいだから)
一体どうなっているのか、ちゃなが知らなかっただけで、細々と生き永らえてきたの?
他の地から移動してきた? 誰かが公園に離したヒキガエルが育ったってこと?
考えても仕方ない、とにかく喜ばしいことには間違いないのだから。

野生のヒキガエルは、やっぱり素晴らしいです、うちのチビ達とは貫禄が違う。


ここは、水流があって真ん中あたりはかなりの勢いだけど、逞しく泳いでます。
本来、ヒキガエルの愛好家なら、産卵場所は伏せとくもんです。
ちゃなもこのブログに書こうかどうか、本当に迷いました。
敢えて、場所を書いたのは、冷静に見直すと、この環境があまりにも不安というか、
ほぼ絶望的なんじゃないかと思えるわけで。

すでに亀が待ち構えている、産卵しても亀達にほとんど食べられてしまうんじゃないか?
ここ数年、この場所で産卵したとすれば、亀達も覚えていて冬眠明けの栄養補給地に
なってしまっているのではないかという疑惑が湧いてきます。
そして、、、、、。

数分前は、ちゃなの微笑ましい被写体であったアヒル達、
向こうの大きい池からこっちに渡ってきましたよ。

撮れなかったけど、何回かアヒルがヒキガエルをつついていた。
こいつらにも、卵やオタマは食べられてしまうんじゃないだろうか?
一体どうすれば、いいのか。
これがね、雌の数が多くて大量の産卵を見込めるのなら、ちゃなも自然の成り行きだと
思って諦めがつくんだけどさ。
多分、圧倒的に数で不利なのは間違いない。
この池は、アカミミの楽園だしね。
こいつらに食べられるくらいなら、ちゃなのブログをみた誰かが卵やオタマを
採集してカエルになったらこの場所に放してくれるほうがよっぽど可能性があるとさえ思えます。
偉そうに言うならオマエが1番にやれ!と思う人もいると思うけど、
ちゃなは、とても無理、アマロの鳴き声が煩くて、近所迷惑になるとか
親が言い出して、外に放してこいとか毎日ケンカしてる状況だし。
ガマ合戦が終了したら、ネットか何かをかぶせて亀やアヒルの侵入を防止できないか、
どこかの小学校で卵やオタマ採集してビオトープとかで育てられないかとか、
無理なことばかり考えてしまいます。
アズマヒキガエルも、年々減少していて、地域によってはレッドリストに入っている今、
貴重な繁殖地をみすみす潰すことは地域の恥にさえなると思う。
だから、やっぱり、ちゃなは偽善者なんだよな。
世の中の大部分の人は、カエルどころじゃないか。
亀やアヒルに責任はない、全部人間が悪いわけです。
ちゃなは、カエルのことになったらそこだけしか見えないけど、亀やアヒルも
生きようという本能ですることなんだからね。

ちゃなは、デジカメの電池がなくなるまで、ここから離れられなかった。
その間にも、いろんな人達がみにきたけど、カエルの存在に気付く人は
1人しかいなかった。
あれだけの大きさの生き物がちょっと隅っこをみればいるのに
本当に気付かないんですよ。
皆、亀やアヒルには目がいくんだけど。
だからこそ、ひっそりと慎ましく生き抜こうとするヒキガエルの姿が
ちゃなには愛しく思えて仕方がない。
今日は、諦めていたものがみれて素晴らしかったけど、
ちゃなに新たな悩みをもたらす日にもなりました。