春めいた日が続いています。
三月に入ってからは、先月までの厳しい冬を忘れるような天気です。
少しずつですが、着実に春が近づいているのですね。
乾いた道路から巻き上がる土煙、車が通過するたびに起こります。
冬の間、アスファルトが割れたり、或いは削られたりしながら、やがて粉々に砕けていったのです。
土煙は、道路の両端にうず高く積もった雪を真っ黒にします。
雪解けとともに、ひとつ、また一つ元型のあるもの無いものが次々と現れてきます。
一面真っ白な銀世界では気が付かなかったもの、そう、私たち人間が捨てたものです。
潰れたペットボトル、コーヒー缶、タバコの吸い殻、菓子袋、使い捨てマスク、なぜこんなにたくさん道路脇に捨てられているのでしょうか?
特に多い場所は、信号機のある交差点付近です。
驚いたのは、アルコール缶です。
真っ白な雪の中だから?、誰も気が付かないから?
想像してみたのですが、私にはわかりません。
拾いながら、心は虚しくなるばかりです。
※回収した大きな発泡スチロール箱
プラスチックは、ほとんど分解されません。
小さくはなっていきますが、自然にかえるわけではありません。
ふと思いだした県民向けのキャッチフレーズ
「みなさん、おもてなしの心でお迎えしましょう」
常日頃の行いは、そのまま言動に現れると言いますが、
ただただ、心は虚しくなるばかり!