『あおまんとじゃあなる』

『本』と『ビール』と『泡盛』があれば、とりあえず幸せなのです

2011年年末読書日記 1冊目

2011-12-14 22:04:09 | 『素人独断読書日記』

今年も残り半月ですね

早いな~

今年も年末になりましたので
恒例の読書月間なのですが
ナカナカに時間を作ることが下手になってきまして
これが今年年末の1冊目です

『逆説の日本史 近世爛熟編』 -井沢元彦 著(小学館文庫)

今回は『忠臣蔵』~『徳川綱吉公』の時代についての考察です
今日が「赤穂事件」の日でありまして
何故かタイミング良く読み込みました

本来なら「赤穂事件」として学ぶべき事柄が
『忠臣蔵』として世に広まったのは何故か?
について考察されています
また
「徳川綱吉公は名君であった」という
事実を検証されています

最近、文庫化のペースが遅いような気がしておりましたが
久しぶりに読み込みできる本が手に入り
ウレシイことであります
あと2冊は読みたいですね~


年末年始読書日記 12冊目

2011-01-04 23:34:32 | 『素人独断読書日記』

『史上最強の内閣』 -室積 光(小学館)

室積光さんの新作です
たまたま眼にとまったのでスバヤク読みました
「北朝鮮が日本に向けて、核弾頭付ミサイルの発射準備を始めたことに際し
時の政府に対し『緊急特別内閣』が設置されて・・・・・」
とこれ以上書くとネタバレしそうなので
あとは読んで頂きたいのですが
今現在の政権をパロディしているはずなのに
ゼッタイありえそう(内閣のオロオロした対処についてですが)と思えるほどの
ヘンなリアリティさも持ち合わせています

最初の『都立水商』のころから読んでいますが
どの作品も気になっているのですが
中盤のダレ場面が長く感じてしまうこと
そのせいか終盤が「アップテンポ」というより
「あせった駆け足」のように急ぎすぎていることです
なんだか最後の方は唐突に終らせている気がしないわけではないのですが
中盤をもう少しシンプルにしてくれたら
後半⇒終盤がもっと盛り上がるような気がします

それでも最後には涙ぐみました

 


年末年始読書日記 11冊目

2010-12-31 12:37:56 | 『素人独断読書日記』

『桃山ビート・トライブ』  -天野純希(集英社文庫)

第20回小説すばる新人賞受賞作です
時代は豊臣秀吉晩年の頃で
関白豊臣秀次の切腹謀議にからむ青春小説でしょうか
それにしても

「おもしろかったな~

最近になって青春小説のような小説を抵抗感無く
スンナリ読めるようになったのはイイことですな
4人の主人公に感情移入もそうですが
重要なワキの一人である「又一郎」にも感情移入して読みました
特に後半からは久しぶりに脇目も降らず読み通しました
時代小説などは海外小説と違い登場人物の顔が見えるので
予備知識も少なくスグに読み込める楽しさを感じます
最近、評価の見直されている「石田三成」が悪役なのも面白いです
(さる文献で読んだ知識ですが徳川光圀公も石田三成を「忠義の人」と評価されていたそうです)

二度三度と読み返せる本でありました


年末年始読書日記 10冊目

2010-12-23 22:48:46 | 『素人独断読書日記』

恥ずかしながら、
この3ヶ月間、営業所の業績がすこぶる悪い
悪いのはイロイロと要件があるのですが
つまりは「悪い膿」がここにきて溢れ出てきたからなのです
ワタクシメは、本社のお偉い様方々からみると
「だめ社員」に分類されかかっているようで
当然ですが多種多様な「ご指導」を頂いております

これじゃ~イカンと思い
久しぶりに「自己啓発」的本などを読んでおります
「手作り弁当を食べてる場合ですよ」 -日垣隆(角川ONEテーマ21新書)

実は同時進行でもう1冊読んでいるのですが
内容のわかりやすさ・面白さで
上記本を「あっ、と言う間に」読み終えてしまいました
著者が「日刊ゲンダイ」や「文芸春秋」に書かれた文章を元に
加筆・訂正された文章をまとめられた本です
なかなか、意味深な発言も多く
また、自分への啓発・警告的文章もあり
気になったところは付箋をはさめています

著者はタイトルの由来を
「コンビニに弁当を買いに行く時間の浪費がもったいない、のではないか?」と
問うております
これはワタクシメ的には貴重なご意見でして
ワタクシメはかれこれ15年以上弁当持参を続けておりまして
(たまには気分転換も兼ねて買いに行きますが)
そのワタクシメからすると
「どう考えても今日は忙しくなるだろう」と思う日であっても
営業所長などは用意をしてこないのでありますね
コンビニが近所なのはわかりますが
やはり「準備」は大切ではないかと
著者のご意見にあらためて思いました

最後に著者お薦め本が10冊紹介されていますが
これがまた「読みたい本」と思う紹介文となっていました

立ち読みでも眼を通して損のない本と思います


年末年始読書日記 9冊目

2010-12-21 08:09:15 | 『素人独断読書日記』

『CSI:マイアミ 水中の悪魔』 -ドン・コルテス(角川文庫)

前回に引き続きの『CSI:マイアミ』シリーズで
第2弾です

今回の方が、よりTVシリーズのイメージに近い気がしましたが
後半に入り、やや展開が速くなりすぎてバタバタした感じがしました
犯人への伏線があるようなないような展開でしたので
やや唐突な犯人逮捕かなとも思いました

TVシリーズも佳境に入ってきています
年末の『マイアミ』三昧が楽しみです

 


年末年始読書日記 8冊目

2010-12-16 21:59:11 | 『素人独断読書日記』

昨晩は1週間以上ぶりに呑んだのですが
久しぶりで「ウレシクテ」「タノシクテ」
ついついピッチがあがってしまい
気がついたらソファで寝てました
眼が覚めたのは寒いから
あぶなく風邪を拗らせてしまうところでした


『CSI:マイアミ カルトの狂気』 -ドン・コルテス(角川文庫)

海外モノは、
それこそジャンルを問わずに読んでいたのですが
数年前から読まなくなってしまいました
理由は簡単で「登場人物の名前を覚えるのが億劫になったから」
なんとも情けない理由です

『CSI』シリーズはWOWOWで観ているので
主要登場人物が簡単に把握できますし
イメージもつかみやすいので読みはじめました
秋ごろに『CSI:NY』を読んでましたので(2冊)
今回は『マイアミ』です

『マイアミの太陽より熱い男、ホレイショ・ケイン』ひきいる
マイアミ・デイド郡警察CSIチームの活躍を描いているわけですが
作者「ドン・コルテス」氏はTVシリーズのイメージを壊さず
さらに内面の心理状態などを描いています
読んだ後に『マイアミ』を観ましたら
いつもと違う雰囲気を楽しめました

実は現在WOWOWで放映されている
『CSI:マイアミ、シーズン8』ですが
録りだめの真っ最中でして
30日夜から集中して観ることにしています

昨日と同様ですが
これも楽しみです

 


年末年始読書日記 6冊目と7冊目

2010-12-14 22:42:44 | 『素人独断読書日記』

現在は別の小説を読んでおりまして
たぶん読み終えるのは明後日ぐらいだと思います

その前に
『野村の「監督ミーティング」』
『野村の授業』          -橋上秀樹(日文新書)

元・東北楽天ゴールデンイーグルスヘッドコーチの橋上秀樹氏による
『野村ノート』の入門書と言うべき書です

『野村ノート』も数年前に呼んでいるのですが
イマイチ難しかったせいか
あるいは読解力が足りなかったせいか
読みこぼした感がありましたが
上記2冊を読んで
当時解りにくかった点がおぼろげながらでも
解った気がします

内容は比較的「野球論」というより
「人生論」「社会人論」な内容であり
会社という立場・組織でも充分活用できる内容と思います
なかなか社会勉強になる本でした

 


年末年始読書日記 5冊目

2010-12-13 23:03:45 | 『素人独断読書日記』

ここ数日、つまらぬことで忙しい・・・

ま~、世間ではよくある仕事と人間関係というところですね

そのせいか仕事が捗らず、ムダな居残り仕事で帰宅が遅く
まともに読書の時間がとれません

なので今日は先月末に読んだ本

『右手に「論語」 左手に「韓非子」』 -守屋 洋氏(角川SSC新書)

先日の長谷川理恵さんの『朝リーディング』のなかで
「高校生が感動した論語」という本が紹介されていたのですが
アマゾンや楽天ブックでチェックしていたところ
見つけた本です
「孔子」と「韓非子」に学ぶ実践人間学 というオビにもひかれました
『有朋自遠方来、不亦楽乎』(論語)
『見微以知萌、見端以知末』(韓非子)
など、聞いたことがある言葉やまったく初めての言葉と
その解説について書かれています

いまは拾い読みしながらの再読中
気になる言葉のページには付箋をしながらの再読です

そして今時期に「お薦めの言葉」
『酒無量、不及乱』(酒はたしなんだが定量はなかった、ただ乱れるほどには飲まなかった)
よーするに「健康に気をつかった」、ということだそうです
なるほどね~

 


年末年始読書日記 3冊目と4冊目

2010-12-06 22:11:40 | 『素人独断読書日記』

『のぼうの城』 -和田 竜 (小学館文庫)

単行本初版で読んでまして
今回、文庫化されたことでの再読です
「1作品」ですから「3冊目」とすべきでしょうが
「上」「下」なので「3冊目」「4冊目」としてみました

このての歴史史実に基づく作品は
なんといっても『登場人物がわかる』ことが
なにより楽しいです

最近、自分の中に
覚える能力が低下していることが顕著になってきてまして
お得意様の顔と名前が一致しないことがシバシバありまして
特に名前が覚えるのが億劫になってきたせいか
小説など読みましても(特に海外モノの)名前や背景があやふやで困っています
その点、
日本の、それも歴史小説は
下地がありますので
あらためて名前や背景を覚えなくてもイイので
スラスラと読めてしまいます

この作品は来年に映画公開されるそうで
それも楽しみです
なにより面白いので
ワタクシメ個人の意見としては
「文部科学省は迷わず国語の教科書必修作品にすべき」と思っています

 

 


年末年始読書日記 2冊目

2010-12-04 23:16:05 | 『素人独断読書日記』

英傑の日本史-風林火山編  井沢元彦(角川文庫)

井沢元彦さんの著作は出来る限り読んでいます
その中でも『日本史シリーズ』は
独自の視点に基づいて
大胆かつ緻密な内容で「なるほどな~」と毎回読み込ませてくれます

その中で
今回は『風林火山編』ということで
武田信玄公率いる『戦国最強軍団』の武将列伝となっています

なにが驚いたかと言うと
イチバン最初に登場するのが『山本勘助』ということですね
武田軍ならば普通は武田信玄公が最初でしょう
そこから始まり
有名(山縣昌景や馬場信春など)、無名(ホントは無名ではないのでしょうけど)の武将たちや
三条婦人(信玄公正室)、諏訪御料人など
大河ドラマでおなじみの方々が登場してきます
そのお一人お一人のエピソードが「なるほどな~」となるのですね

この『英傑の日本史』シリーズは
文庫本では4編目となっていまして
『新撰組・幕末編』『源平争乱編』『織田信長・豊臣秀吉・徳川家康編』が発売されています
単行本はさらに『上杉越後軍団編』『激闘織田軍団編』『坂元竜馬編』が発売されています
ワタクシメ的には文庫本が好きなので
(小さくて寝ながら読みやすいからですが)
早く単行本が文庫本化されるのが楽しみです

歴史本は、その方の信条が強くでていて
タイヘン楽しいです