トラの日記 

埼玉県在住のトラの日記。気になったもの何でも書きます。ご意見ご感想お待ちしてます。

ホワイトラビット

2010年02月13日 09時13分53秒 | オーストラリア留学記
ホワイトラビットとはシドニーのCENTRAL駅付近にある中国人の芸術家さん達の作品を集めた美術館であります。そこへ昨日、授業の一貫としていってまいりました。

ちなみにこのブログの記事のいくつかは英語に直していつも先生に提出し添削してもらっています。これから書く絵画や芸術に関するウンチクはあくまでも何も知らない素人の書いたものとして受け流していただきたいと思います。今回の美術館の感想は宿題として必ず提出しなければいけないのであります。

まず一番初めに見ることになったモノは写真でした
その内容がとんでもないものばかり。誘拐犯が誘拐してきた人を痛めつけながら身代金を要求している描写。アダルトビデオの撮影現場。暴力事件の現場などなど。一緒にいた女子は顔をしかめっぱなしでありました。その後はかわいらしい絵の中に現実離れをしたような描写や、戦争を風刺したモノ、社会主義体制を風刺したもの、中には一本の線で一枚の細かな模様を描いたモノなどもありました。
とにかくたくさんの驚きと何かしらの衝撃が詰まった建物でした。

自分は日本画の展示を見に行くのが好きであります。
日本画とは基本的に自然の鉱石を細かく砕きそれを絵の具として使う水彩画であります。そして、ほとんどの日本画には銘がつけられております。
その銘に込められた意味を考え目の前にある絵を見つめ浮かび上がってくる感情や記憶を楽しみます。それは、過去、自分が幸せを感じた時の記憶であったり、未来の自分として思い描いているものであったり、誰か身近な人の事であったりします。
目の前にある美しいと感じる絵の中に何かしら幸せな感情を重ね合わせる作業をいたします。それをひとまとめにして「美しい」と感じるのが日本の伝統のような気がします。

世界には色々な種類の感情を呼び起こさせる芸術、「美しい」があると思います。その感情は「恐怖」「皮肉」「怒り「悲しみ」のような負の感情。「楽しい」「興味深い」などの正の感情。ひとまとめにして「驚き」と言えるのではないかと思います。

自分はあまり西洋画を見ないのでよく解らないのですが、西洋画は美しい絵の中にそれらの「驚き」の感情を隠しているもののような気がいたします。
そして今回見たホワイトラビットはその逆で「驚き」の中に美しいものを見出しているようなきがいたしました。

今の学校には何故か中国本土からの学生は居ないようです。過去に直接中国の方に接したことはありません。
今回見たたくさんの絵からは中国人が持つ生きるためのパワーが、そのような表現を生み出すのではないかと感じました。


トップの画像はちっさい人たちが集合した絵。
この画像はその詳細版であります。
海外の美術館はフラッシュさえ焚かなければ写真取りは自由なんですね。


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