『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「アイランド」 うそ!Xboxが覇権を握ってるの?

2005年08月13日 | 映画
やっぱり、マイケル・ベイ監督は、追っかけアクションをやってりゃいいんだよ!
「アルマゲドン」で、世界中の人間を感動の渦に包み込んだと思い込み、
「パール・ハーバー」で、アカデミー賞とれると本気で思い込んだバカ!
あんたは、「ザ・ロック」が一番や~~!

この映画も最初60分くらい、賢そうな映画を目指して、いろいろやってるんですが、この辺は15分でまとめて、後はアクションでガーッとやってほしかったよ。
昔は、追っかけアクションだけの映画ってよくあったよ。
「カプリコン1」とか、「ブルーサンダー」とか、その手の最高峰「影なき男」(ロジャー・スポティスウッド監督の)とか。
ブラッカイマーに翻弄されず、そういう職人監督になってほしいんだが。
こういう、おっさんが週末ふらりと映画館に入ってスカッと出てくる、そんななんも考えんでもいい映画、もっとあってもいいよね~。

この映画、設定は2019年の近未来というわけですが、鉄道事業だけが異様に発達している。
スタッフに熱心な鉄ちゃんでもいたのか?
娯楽室で遊んでるゲームが、マイクロソフトのXboxの次々世代機種。
日本での凋落ぶりからは、想像しにくいけど、アメリカでは流行ってるのか?
「グリーンマイル」以来の、キッツイ小便シーンは、
尿道炎に苦しむ人がいたのか?
スティーヴ・ブシェミが「ゴーストワールド」以来の、スカーレット・ヨハンソンとの競演を果たしている。
あの時の仕返しなんかしとりゃせんけど。



★★1/2

「エターナル・サンシャイン」 この女、好かんわ!

2005年08月13日 | 映画

チャーリー・カウフマンとは、気があわんわ!
「マルコヴィッチの穴」「ヒューマンネイチュア」「アダプテーション」「コンフェッション」それなりに高評価を受け、毎回、気をそそられてきたけど、ぜ~んぶ私的にもうひとつ。
今回の「エターナル・サンシャイン」、アカデミー脚本賞を受賞するくらいだから、いい映画なんでしょうけど、よくわかりませんでした。

「自分に気のある素振りを見せる娘は、みんな好きになってしまう」
「初対面の娘は苦手だ」
というモテない君を演じるジム・キャリー、
よ~くわかりますよ!その気持ち。

でも、恋に落ちる不思議ちゃん、ケイト・ウィンスレットが、全然好かんタイプ!
もう、この時点で、この恋を応援する気になれませんでした。
むしろ、ジムのためには、
「止めといた方がいいって!この娘!君とはあわんよ!!」
と、友人気分で助言しまくってました。

そして、この映画を決定的に好かん映画にしてしまったのが、KILL(キル)・スティンダンスト!
アメリカ版のポスターでは、目線入れられてますよ~!
このぶっさいくが家庭壊しよるんですわ!
今まで道をはずさなかった、いたいけなおっさんの。
よりによって、こんなぶっさいくと、チューしたばっかりに。
それにしてもキルのヤツ、「チアーズ!」では、輝くばかりにカワイかったのに、
なんで、こんなになってしまったのだろうか?
次の「スパイダーマン」では、そのゴリラ顔、特殊メイクなしで、敵役でもやってくれ!


「ローレライ」 「G3」で勃発した樋口vs金子のケンカ!

2005年08月13日 | 映画
樋口真嗣初監督作品である。
「ミニモニ。 THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!」のひぐちしんじ監督はアナザーワンということで。
奇しくも「ガメラ3/邪神<イリス>覚醒」で勃発した、金子修介監督と樋口真嗣特技監督の間で起こった、美少女おたくと特撮おたくの不毛な戦い(このあたりは「ガメラ3」のメイキングである、庵野“カントク”秀明総監督、摩砂雪監督作品「GAMERA 1999」を見てちょ)は、この春、お互いの監督作品「あずみ2」と「ローレライ」にて終決した。
ヒロインの女の子に「あずみ」ばりのマントを着せて挑発するも、結果は言わずもがな。
「ローレライ」大ヒットですな~。

「エヴァンゲリオン」「マクロス」「イデオン」「ヤマト」「紺碧の艦隊」「沈黙の艦隊」、見事にアニメ世代の戦争映画です。
終戦記念日にあわせて作られてきた、主に舛田利雄とかが監督してきた東映・東宝の作品群とは、カラーがずいぶん違いますもん。
富野由悠季と庵野秀明、出てたみたいだけど映画に夢中になってたんで、見つけられなかったな~。

日本一プラモ好き集団、海洋堂の参加も、映画が細部のこだわりでもって丁寧に作られてるんだな~と感じました。
ただ、この丁寧な部分とそうでない部分の差は如実に感じられます。
自分の好きなことには、一生懸命!
典型的な、おたくの人の手による映画ですな。
早くに監督デビューした金子修介が、おたくの先輩として指摘してきたところは、そういう部分かもしれません。
それでも大方の支持を受け大ヒットに持ち込んだのは、亀山千広プロデューサーの手腕にほかなりません。
ヤング狙いのキャスティング。
適当な泣かせ。
この亀山ポイントには、私は全くピクリとも反応しませんでしたが。

敵の駆逐艦艦長を演じていたタイロン・パワーJr、「雨上がる」の三船史郎みたいに雰囲気だけはありました!
文字どうりタイロン・パワーの息子で、角川映画みたいなキャスティングだけど、あんまり話題になってないな~。
出演歴が「コクーン」だけじゃあしかたないか。
これから見る人、注目しったてな!


★★★