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母の日

2015-05-13 11:50:32 | 日記
 母の日
  母の日のてのひらの味塩むすび  鷹羽狩行
  母の日や代わるがわるの長電話    拙

 
  所帯を持っている息子たちから妻へ祝意の電話がきたが、大部分が嫁と孫たちとの会話。
 いかにも楽しげであった。次は父の日だぞー。

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2 コメント

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母の日 (願船)
2015-05-14 11:20:03
    母の日のてのひらの味塩むすび  鷹羽狩行

 懐かしい母を塩むすびによって描いている。子どもの頃頬ばったむすびを母の手のひらの味と言っている。塩をまぶした手の平で握ったむすびには塩の味がするのは当然であるが、自分を慈しんでくれた母の暖かい手、子育てのために働いてきた母の荒れた手、手のひらは作者にとっての母のすべてを表すものと思われる。「のてのひらの味塩むすび」に狩行俳句の的確な比喩選びのうまさを感じるのである。

    
   母の日や代わるがわるの長電話   阿部

 阿部句では「代わるがわるの長電話」を取り合わせて母の日を詠っている。この句を一読してすぐ浮ぶのは、電話の向うにいる娘さんやお孫さんたちと楽しそうに話している母の日の奥さんの姿である。ぼくもこのような光景を昔よく見ていたことを思い出す。阿部句においては狩行俳句のように「てのひら」や「むすび」を出して自分の思い出を表現していないが、母への思慕が背景にあることは当然であろうと感じるのである。

 
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有難うございました (阿部)
2015-05-14 22:09:55
願船さん嬉しいコメントを有難うございました。
共感をいただきましたことを嬉しく思っています。

こんな状況下にいるのは幸せなことですね。
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