大晦日 2022-12-30 15:13:29 | 日記 :激瘦せの預金通帳大晦日季語 12月31日のことで晦日とは月の末日を意味するもので、この日は一年の月日の極みの晦日であるため大の字を添えた。歳時記抜粋。掲句 今年の物価の値上がりは凄まじい。まして燃料、電力は特に激しく預金通帳の目減りがひどいので、定期預金を取り崩している。あとわずかな余生だから貯めて置く必要はないのだけど少なくなってあわれさを感じた。例句 大晦日定なき世の定かな 西鶴
餅搗(もちつき) 2022-12-30 08:44:10 | 日記 餅搗やカメラが並ぶ道の駅季語 餅搗 年の瀬の25日から28にちにかけて正月用の餅をつく風習のこと。29日は苦餅といって搗くのを忌むことが多い。農村では自分達で餅つきをしたが都会では大八車に餅つき用の積み込んだ業者がやって来て餅を搗いた。現在では農村・都会を問わず工場で搗いた餅を商店で買い求めることが一般的になった。歳時記抜粋掲句 餅搗は年末には個人宅ではなく商店やホテルなどの人寄せのイベントになった。その様子を写真にして記録しておく人も多くなった。昔、農村では何か人寄せがあればご馳走に餅を搗いたので、そんなに珍しいことではなかったが、今では餅を搗くことが珍しいことになった。例句 軽々と上がる目出度さ餅の杵 高浜虚子 杵(きね)餅つきの道具で手に持って振り上げる方の道具。
古日記 2022-12-29 08:34:14 | 日記 もう二年余白を残し古日記季語 古日記 この一年書き続けた日記帳が、年末になつて残り少なくなったものをいう。今年も過去になっていくいう思いから生まれた呼称ともいえる。良きにつけ悪しきにつけ、毎日向き合った一冊は、大事な記録であり愛着が深い。歳時記抜粋。例句 去年、88歳で三年日記をかった。鬼に嗤われるのを覚悟の上である。でも今 一年を終わろうとしている。まずはもう一年書き続けよう。例句 余白多き古日記とはなり了す 石塚友二
納豆 2022-12-27 09:03:39 | 日記 /納豆の糸なびかせて寝坊の児季語 納豆 納豆には二つの系列がある。一つは蒸し大豆に麦こがしと麹を加え発酵させ塩水に漬けて熟成させ、乾しあげたねの。これは古来もっぱら寺院において行われたもので、大徳寺納豆、塩辛納豆などと言われている。もう一つは煮た大豆を藁づとなどに入れ、適温で納豆菌を繁殖させて作る。糸引き納豆。今日普通に納豆とよばれるものは後者である。葱、からし、海苔、卵などを入れて食べる。掲句 寝坊した子供が急いで食事をしている様子を詠んでみた。例句 納豆の糸伸ぶ船の無電室 d・j・リンズィ-
マスク 2022-12-26 12:57:52 | 日記 面影をバッサリと切るマスクかな季語 マスク 本来は冬の季語だが、最近は季語の役割を失った。掲句 コロナの蔓延で季節を問わず通年 使用していたのでかっての面影が消えたひともあり、女性には美人が増えた。例句 マスクして念入りにする目の化粧 年森恭子