17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

丑の日

2016-07-30 12:32:57 | 日記
丑の日
丑の日の輸入蒲焼患者食   大輪昌
丑の日や中国産で我慢する   拙
丑の日や高嶺の花をチラと見て 拙

昨日 平年より四日遅れて梅雨が明け夏本番となる。そして今日は土用の丑の日。新聞差し込み広告に鰻の文字が大きく書かれている。下級老人の食える値段の国産うなぎは見当たらない。でも食えるということに感謝。
 

青田

2016-07-23 14:51:00 | 日記
青田
みちのくの青田や昼の月あかり 原子公平
夢のせて田んぼアートの青田かな   拙

県内で田んぼアートが見頃を迎えた。当初から見事なアートに仕上げられるわけはなく、失敗は成功の母といわれる通り、改良や工夫の積み重ねと住民の協力が何より重要という。
 奥州市や花巻市、平泉町などでは今年も田んぼのデザイン画に取り組んだ。それぞれ個性ある農業芸術を根付かせてきた中、今年は岩手国体と全国障害者スポーツ大会が開催されるため、絵や文字に大会成功の願いが込められた。
 奥州市水沢区佐倉河地内では、岩手国体をストレートにデザイン化した。市内で開催される弓道、馬術競技の選手を浮かび上がらせ、競技のPRを後押ししている。平泉町の場合は「平泉の文化遺産」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されて5周年となったことを強調している。
 花巻市石鳥谷町八幡地区は、詩人で作家の宮沢賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」をモチーフにした。主人公のゴーシュと一緒に、岩手国体のマスコットキャラクターわんこきょうだいの「そばっち」が炬火(きょか)に見立てたトーチを持つ姿も浮かび上がらせた。
 先進地からノウハウを学んだ後、着実に地力を付けてきた。古代米など色の異なる稲を植え分ける田植え作業は地域ぐるみで行い、住民同士が連帯感を強める機会にもなっている。外に発信を続ける田んぼアートを一目見ようという県外客も多く、交流人口の拡大につながっているようだ。
 日を追うごとに稲の色が鮮やかさを増し、訪れる人たちの目を楽しませている。さらに周辺の水田が緑色から黄金色に変化していく中で、アートの見頃は8月下旬まで続きそうだ。
                                     

茄子

2016-07-18 09:58:05 | 日記
茄子
茄子もいで茄子煮て茄子のように寝る 坪内稔
朝夕の楽しみが増ゆ茄子の花      拙

ナス科の一年草の実。紫紺・紫黒の茄子の実は煮つけ・汁の見・油いため・漬物などの用途が広い。 歳時記
茄子の花には無駄花がないと言われ、花の数ほど実をむすび、栽培も容易なので家庭菜園で人気がある。

梅酒

2016-07-17 10:28:10 | 日記
梅酒
わが死後へわが飲む梅酒遺したし 石田波郷
舌痴れて味見の効かぬ梅酒かな   拙

焼酎に氷砂糖とともに青梅を漬けて作る。夏負け防止として愛飲されている。できるのが待ち遠しく味見を日課にしているご仁とか何度も味見をするご仁とかもおられる。

麦藁帽子

2016-07-16 08:39:02 | 日記
麦藁帽子
眉の上麦藁帽子一文字    小畑一天
自転車や麦藁帽子の紐太く    拙

麦藁で編んだ帽子で円形のつばのひろい帽子が一般的。まもなく夏休みだ 麦藁帽子をかぶり山野を駆け回った頃が懐かしい。自転車に乗るときは風邪に帽子を奪われないように太い顎紐と交換した。