17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

月光

2015-09-25 23:44:56 | 日記
月光 
 岩はなやここにもひとり月の客 去来
 酔漢が新派の身振り月の宴    拙

 そろそろ名月が近づいた。上弦の月なので一家団欒の時間帯に窓から差し込んでくる月明り。
名曲に耳を傾けるのもよし思いに耽るのもよし、酒またよし、平和のありがたさをかみしめよう。

鶏頭

2015-09-24 22:29:29 | 日記
鶏頭
 鶏頭の黄色は淋し常落寺  夏目漱石
 天に蒼地に紅の鶏頭華     拙

 鶏のとさかを思わせることからこの名がついた。槍の穂先に似た鶏頭など様々の種類があるそうだか、
当地にはあまり目立たない。

秋彼岸

2015-09-23 12:29:08 | 日記
秋彼岸
ひとごゑのさざなみめける秋彼岸   森 澄雄
道端の花を摘みたす秋彼岸        拙

今日は彼岸の中日 当地にはこの日に墓参の習わしがある。墓場までの道端に彼岸花が咲いていちので、
摘み取り墓にさした。華を買って車での墓参もいいが、たまには野の草花を摘むのもいい。でも、環境は許さないかも。

案山子

2015-09-22 15:24:21 | 日記
案山子
 倒れたる案山子の顔の上の天   西東三鬼
 見慣れたる野良着一枚案山子立つ   拙

案山子の服装も変わった。和服の案山子は挿絵だけのようだ。敗れたユニフォームを纏うものもあり、
小道具にスポーツ用品などもある。今日から山形県上の山で全国案山子コンクールで、妖怪がテーマ
だそうだ。

秋祭

2015-09-19 13:11:21 | 日記
秋祭
 ばらばらに賑わってをり秋祭  深見けん二 
 秋祭り神輿をかつぐ帰省客      拙

村は老人が多く神輿を担ぐ人が少なく、家を出た若者が戻ってきて、神輿を担ぐ。
祭りに奉納する伝統芸は学校のクラブ活動で継承される。田舎の祭りでの後継者不足がもたらしている
現象である。社寺を中心とした集落の結びつきでもある。

今朝 安全保障法案が成立した。審議すればするほど謎が深まる ホルムズ海峡機雷掃海 日本人母子の図を掲げて説明した米韓防護は邦人の乗船とかかわりないこと等々。そして「今にわかる」とうそぶく。

 二枚舌あとで分かると茶を濁し   拙