釣瓶落し
山の端のまぶしき釣瓶落しかな 鷹羽狩行
妻見舞ひ釣瓶落しの家路かな 拙
家内が近隣の町の病院に入院した。完全介護なので、ただ傍にいるだけなのだが、家に帰っても一人なので、午後三時頃までのこり家路についた。帰宅した頃は夕闇の中だった、折から沼地に帰る雁の群の鳴き声を頭上に聞いた。老人二人の世帯のいずれはたどる道なのだろう。
山の端のまぶしき釣瓶落しかな 鷹羽狩行
妻見舞ひ釣瓶落しの家路かな 拙
家内が近隣の町の病院に入院した。完全介護なので、ただ傍にいるだけなのだが、家に帰っても一人なので、午後三時頃までのこり家路についた。帰宅した頃は夕闇の中だった、折から沼地に帰る雁の群の鳴き声を頭上に聞いた。老人二人の世帯のいずれはたどる道なのだろう。
暮れやすい秋の日が山に沈む間際に最後の輝きを放つ光景。狩行俳句でよく見る比喩を用いず、かな止めで端的に釣瓶落しを詠っている。
妻見舞ひ釣瓶落しの家路かな 阿部
奥さんが入院されたとのこと、早く回復されることをお祈りいたします。釣瓶落しの季語があらわす秋の夕暮れの侘しさは、作者の気持ちでもあろうと感じさせられます。
おかげさまでだいぶ良くなりました。抜糸が終わればすぐ退院だそうで、あと四・五日です。
家内のありがたみを感じました。