とろろ汁

とろろ　

とろろ汁鞠子と書きし昔より　富安風生　
麦飯ととろろ汁なり旅の宿　　　　拙

文月

文月　

文月やちぎりて蒼き和紙の縁 丹羽 啓子　
文月や軒端に光る紙の星 拙

盆の月

盆の月　

門を出て道を曲れば盆の月 高野素十　
母しのびギターをとれば盆の月 拙

蕎麦の花

蕎麦の花

民宿のうらも民宿蕎麦の花 橋本榮治 　
神楽面外す笑顔や蕎麦の花 拙

秋蝉

秋蝉　

秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 加藤楸邨　
秋蝉や定年延びるといふ噂 拙