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from Shizuoka/name is "slide"

水色

2014-02-02 | Weblog
午前中は、雨
雨の中、茶畑の中

マグカップに注ぐ
セオリーはグリーン
何度も何度もここで月を見た日々を
雨の雫に

午後には、晴れ
暖かい空気に包まれた町で
雨上がりの水色を
光が溶けた空を
彼方に捧ぐ







昨日から、前髪の様子がおかしかったから
やっぱりそうか…と思い窓の外の雨の景色を見た。

午前中は雨だった。
でも、冷たい雨でなく
ここ最近は春の陽気を思わせる暖かさだから
例えば町の街路樹だとか
庭の植物などには良い湿り気になって丁度良いなと
思えるような雨だった。

秘密の梅の園の梅、数日前よりも白く染まって来たのだろうな。
こんなに暖かいと、随分と梅の花も綻んだのだろうと思う。

この秘密の梅の園…と勝手に自分一人で呼んでいるところ、
秘密と思ってるのは自分だけで
梅の園の近所の人はとっくに知っているね、多分。
でも、不思議なことに
いつも誰もいないのだ、どんなに満開でも
愛でているのは僕らだけなのだ。

或る時は、祖父母と
或る時は、母と
或る時は、姪っこ、または、甥っ子と。
或る時は、一人で
或る時は…愛犬も一緒に行ったこと…あったかな?

愛でてきた秘密の梅の園。
思い出がたくさん。
そんな僕ら家族の風景を、あの色が濃い古い幹を
ウネウネと捻じらせた梅の木。
古いおじいさんのような幹に対して、白い小さな花は
妖精のように可憐に咲かせる不思議な花。
まるで、女の子のお孫さんを見守るおじいさんを思わせる
不思議な花、梅の花。

なぜか…父とあの秘密の梅の園を見にいった記憶がない。
申し訳ないほどにない…。(ごめんなさいお父さん)
父とは、秘密のところでなくて
ここいら辺で有名(?)な、もっと大きなところへ行った思い出だったらある。
そうそう、そうだった。
梅の花で父とは、そんな思い出があった、良かった。

空の国では、季節に関係なく
今では愛で放題だろうな。
地上の国では、こうして季節が巡る度時の流れと
繰り返す季節に心寄せる。


この時期の思い出は、こんな梅の園たちです。(あとは節分とかね)

季節毎に家族の肖像
きっと、素敵な肖像があるのだろうね。

目の前にある肖像、
思い出となった肖像、色んな肖像があるのだろうけど
そんな肖像を、大切にしていて下さいね。

それにしても、空の水色がキレイな日です。
梅の花、水色と一緒に咲いているかな?












コメント
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