“何か”なのだ
何かがざわざわと
嵐の予感が吹く木立のように
心をざわつかせるのだ
何となく
その存在が空恐ろしく感じてしまう
真逆なのだ
真逆なものを前にして
狼狽えてしまう僕の心が裏返って
起毛が逆立っているのだ
何かが反発し
信号が点滅している
“何か”
が何なのか分からない
でも確かにこれは
逆立つ挙げ句に
カラカラに恐ろしいのだ
じゃあ、
どうする?
真逆なものを恐ろしい儘
お前は生きていくのか?
問い掛ける
振り返ると己が目が在る
絶えず笑顔でいるなんて
僕には出来ない
出来ないが
でも
心の中では、出来そうな気もする
一人を受け入れた日から
覚悟は何となく姿を作り始めた
これは、詩ではないかもしれない
死ではない
ひとつひとつが
誕生なのだ
空恐ろしさは姿を変え
力を生むが如し
起毛が描く線に沿って
息をすれば良し
雲の間の月明かりの如し
見上げれば
ノクターン
*
何かがざわざわと
嵐の予感が吹く木立のように
心をざわつかせるのだ
何となく
その存在が空恐ろしく感じてしまう
真逆なのだ
真逆なものを前にして
狼狽えてしまう僕の心が裏返って
起毛が逆立っているのだ
何かが反発し
信号が点滅している
“何か”
が何なのか分からない
でも確かにこれは
逆立つ挙げ句に
カラカラに恐ろしいのだ
じゃあ、
どうする?
真逆なものを恐ろしい儘
お前は生きていくのか?
問い掛ける
振り返ると己が目が在る
絶えず笑顔でいるなんて
僕には出来ない
出来ないが
でも
心の中では、出来そうな気もする
一人を受け入れた日から
覚悟は何となく姿を作り始めた
これは、詩ではないかもしれない
死ではない
ひとつひとつが
誕生なのだ
空恐ろしさは姿を変え
力を生むが如し
起毛が描く線に沿って
息をすれば良し
雲の間の月明かりの如し
見上げれば
ノクターン
*