ごつごつとした
ざらざらとした濃い肌
うねった枝の先の
小さな花が
日に透けて光る
染み入る早春の風や
花の香りの中にいると
溶けてしまいたくなる
日常が向こうに見える
いつもの日常である町が
何故か
非日常に思えてしまう
少し会話をして
ぼんやりと眺める
一息つく
また来よう
ここはいつまでも
季節の狭間の休憩所
花の香りに
溶けてしまいたくなる
みんな幸せになってほしいと
あまりに単純な願いを
風に託して
*
ざらざらとした濃い肌
うねった枝の先の
小さな花が
日に透けて光る
染み入る早春の風や
花の香りの中にいると
溶けてしまいたくなる
日常が向こうに見える
いつもの日常である町が
何故か
非日常に思えてしまう
少し会話をして
ぼんやりと眺める
一息つく
また来よう
ここはいつまでも
季節の狭間の休憩所
花の香りに
溶けてしまいたくなる
みんな幸せになってほしいと
あまりに単純な願いを
風に託して
*