Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

.千年

2014-02-03 | Weblog
お父さん、お母さん
そのお父さんとお母さんの、
お祖父ちゃん、お祖母ちゃん

曾お祖父ちゃん、曾お祖母ちゃん
曾曾お祖父ちゃん、曾曾おばあちゃん
そのお父さん、お母さん
そのまた、お父さん、お母さん
もっともっと続いていく
途方もないほど遡っていける

遡って行ったら海にまで至って
海はまたどこから生れたのかというと
途方もないほど降り続いた雨から生まれ
雨はどこから降って来たのか
雲を運ぶ空はどこまであるのか知っているのは
誰なのだろう?

家族も友達も君も僕も、みんな
辿って行ったら雲から降りた小さな小さな
ひと雫の中

答えは、その瞳を覗きこんだ時
千年降り続いた雨が造り出した海のような
深いその瞳に隠された
星の無限砂漠より届くのだろう













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水色

2014-02-02 | Weblog
午前中は、雨
雨の中、茶畑の中

マグカップに注ぐ
セオリーはグリーン
何度も何度もここで月を見た日々を
雨の雫に

午後には、晴れ
暖かい空気に包まれた町で
雨上がりの水色を
光が溶けた空を
彼方に捧ぐ







昨日から、前髪の様子がおかしかったから
やっぱりそうか…と思い窓の外の雨の景色を見た。

午前中は雨だった。
でも、冷たい雨でなく
ここ最近は春の陽気を思わせる暖かさだから
例えば町の街路樹だとか
庭の植物などには良い湿り気になって丁度良いなと
思えるような雨だった。

秘密の梅の園の梅、数日前よりも白く染まって来たのだろうな。
こんなに暖かいと、随分と梅の花も綻んだのだろうと思う。

この秘密の梅の園…と勝手に自分一人で呼んでいるところ、
秘密と思ってるのは自分だけで
梅の園の近所の人はとっくに知っているね、多分。
でも、不思議なことに
いつも誰もいないのだ、どんなに満開でも
愛でているのは僕らだけなのだ。

或る時は、祖父母と
或る時は、母と
或る時は、姪っこ、または、甥っ子と。
或る時は、一人で
或る時は…愛犬も一緒に行ったこと…あったかな?

愛でてきた秘密の梅の園。
思い出がたくさん。
そんな僕ら家族の風景を、あの色が濃い古い幹を
ウネウネと捻じらせた梅の木。
古いおじいさんのような幹に対して、白い小さな花は
妖精のように可憐に咲かせる不思議な花。
まるで、女の子のお孫さんを見守るおじいさんを思わせる
不思議な花、梅の花。

なぜか…父とあの秘密の梅の園を見にいった記憶がない。
申し訳ないほどにない…。(ごめんなさいお父さん)
父とは、秘密のところでなくて
ここいら辺で有名(?)な、もっと大きなところへ行った思い出だったらある。
そうそう、そうだった。
梅の花で父とは、そんな思い出があった、良かった。

空の国では、季節に関係なく
今では愛で放題だろうな。
地上の国では、こうして季節が巡る度時の流れと
繰り返す季節に心寄せる。


この時期の思い出は、こんな梅の園たちです。(あとは節分とかね)

季節毎に家族の肖像
きっと、素敵な肖像があるのだろうね。

目の前にある肖像、
思い出となった肖像、色んな肖像があるのだろうけど
そんな肖像を、大切にしていて下さいね。

それにしても、空の水色がキレイな日です。
梅の花、水色と一緒に咲いているかな?












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flower

2014-02-01 | Weblog




視界に入った鉢花、一鉢二百円。

僕ら人間たちに、
世界にはさまざまな色があることや、元気を与えてくれること
自分の好きなだけ好きなように咲くこと
そんなことを、教えてくれているみたいに見えた。
花弁や葉の先まで
チカラいっぱいに咲いていた。
人間も、そうやって生きられたら御の字なのだけどね。

本当にキミは綺麗だね。
…なんて思って、その存在感に魅了され、思わず手に取り買って帰った。

小さいのに
その存在感の大きさに、僅かな時間
全意識をその花に奪われ
まるで、恋をしたように、花に心を持っていかれる。

農業専門店の店先の、並んだ花に出逢った瞬間でした。
冬にも目いっぱい、力いっぱいに咲く花に
尊敬の気持ちを持つしかない。

この小さなものには沢山のものが溢れているなと
感じたような気がした。
いつもの話…気がしただけなのだけど(>_<)
でもそんな気がすることを、放ってはおけない。

花(植物)には思っている以上にパワーがあるようだ。
力持ちの花の眼差しに釘付けになってしまう、昨日は(も)
暖かい冬の日で。

店先でお出迎えしてくれた
ガーベラでした。






その瞳にフォーカスして
見たい景色にピント合わせて

僕らの望むものに水をあげたら
光を与えたら
視界に写るのはどんな景色だろう

その瞳にベクトル向けて
この思考にヒントをあげて
恋のように、心を捧げたら

咲くだろう
美しい花
君の中の、君だけの花











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