『お先に失礼します。』
『えー大谷先生 帰っちゃうんですかぁ今から親睦会やのに』
帰ろうとしたオレを親睦会という名目の悪魔が引き止める
昨日までのオレなら『行きますよ』なんてゆうんやけど
今日のオレは一刻でも早く家に帰りたい気持ちだけ
『すいません。今日は…帰ります』
『えー』
『とにかく さいならっ』
そこから家までは猛ダッシュ(笑)
いつもよりずっと早くアパートの階段を駆け上ってた。
『ただいまぁ…』
玄関を入ると ぷーんとカレーのええ匂いが鼻をくすぐる
リサ唯一の得意料理(笑)
当のリサはというと
オレが帰ってきたんに気が付いてへんのか…
もしくは もうカレー完成して疲れて寝とるとか…
ふっと台所を覗くとカレー鍋の前でリサがぼーっとしつつも
一言こうつぶやいた。
『大谷…あたしの事…愛してるやんな。』
★★★
『あたりまえやんけ…リサ。』
背中から抱きしめそう囁くとリサはびくっと体を震わせた。
そりゃ突然抱きつかれたら誰かてびっくりする
というかもしかして強盗
なんて思うかもしれん
リサの手に包丁とかなくてよかったと安堵する
びっくりして落としたらえらいことにならへんでほんまよかった
けど…
あんな不安げに『愛してるやんな。』って言われたら
抱き締めてちゃんとゆうしか思いうかばんかった。
『大谷ぃ…なにがあたりまえなんよー。』
『…オレがリサを愛してるって事があたりまえやボケっ』
『ボケってなんなんよーぉーーー』
抱き締める腕に涙らしきもんが流れてきた。
『あー泣くなってボケってゆうたんは言葉のアヤで…』
正面に回り込んで顔を覗くとやっぱ泣いてたようで…
ヤバイ…もしかして愛してるとかいらんかったんか?
と思考のベクトルがあっちに向いてしまう
(どっちやねん)
いや『愛してるやんな』って聞くという事は
オレを愛してくれているはずで…
そうしたらこの間の『別れる・遥』事件は…やっぱ勘違い?
『おまえこの間から寝言で遥がどーとかいいよるし…』
『へっ?なにそれ』
リサはそんな話どっから来たんって顔をオレに向けた。
『その上 別れるーやの どーとか…いいくさって…』
『ゆうたん?』
『おぅ がっちしゆうたぞ』
そこまでゆうて…
たかが寝言に なにゆうてんねんって気が付いた。
ふたりの関係に自信があるのなら
ただの寝言に振り回されるとか…めっさハズいやんけ
しかも あの遥なんかにオレが負けるハズがない。
『あーごめんなぁ。もしかしてヤキモチとか焼いた?』
ヤキモチ…
アホかそんなんちゃうわ ちゃう… こと ないかも
勝手に想像して勝手に事実捏造して
リサがもしかしてオレと別れたがってるなんて…
アホはオレや。
『あーもぉええわっ。』
けどな。リサ…
おまえもなんか引っ掛かってて不安になってたんやろ?
せやから友達の事もオレにいわんかったんやろ?
情緒不安定になってたんやろ…。
似たもんどうしって…ことか(笑)
『なぁ 大谷は?あたしの事…』
『めっさ愛しとるわ アホ(笑)』
『アホゆうほうがアホやで…大谷…』
『はいはい(笑)なぁリサ…』
『ん?』
『良かったら一緒に暮らそっ…。』
狭い部屋やし…
まだ半人前やから今すぐに結婚とかできひんけど…
毎日をリサと過ごしたいねん。
顔を突き合わせてアレコレ言いたいねん…。
日々をずっと…
『これからの日々をオレと過ごして欲しい』
オレのコトバにリサは頷いた。
ずっと一緒に…
END
あかんな~っ!!
雨にも負けず風にも負けず
遙にも負けず、松田にも負けず(笑)
がんばれ!!
(まゆどんにも…(^^))
大谷きゅん。2人が本当に想い合ってるのが
伝わってきて泣きそうになりました(笑)
これからも楽しみにしてます!!!!
原案ありがとう♪youのおかげで…
あかんほめ過ぎたら通天閣のてっぺんで
プレイクダンスされてまう(笑)
まゆどんはともかく他のもんに負けん
2人を見守ってな
>hiromiさん
いつもありがとうございます
うちのあつ×リサはいちゃいちゃしてる
だけですが(笑)これからもごひいきに
阿倍野ハルカスのてっぺんで
クルクルまわっとくわ♪
あたしは…
自由の女神の上で…
ええかげんにせえよ(笑)
ほんま おまえらは…
@mayudon原案、ありりんのお料理
美味しく頂きました(≧∀≦)
本望です。
いつも読んでくれてありがと♪